ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

絵本を子どもに読んでいますか?

子どもといると、最初は絵本を読むことを考える親御さんは多いのではないでしょうか?


さて、その【絵本を読む】で親は何を困るのでしょうか?


よく聞かれるのは、何を読めば良いのかです。

書店では、《○歳~》など書いてあり、年齢を頼りに選んでしまいがちです。

年齢で選ぶの も 良いでしょうが、我が子になら、親が読みたいもので良いのです。


大人でも絵本を読みます。それは、子どもの頃読んでいたものだったり、大人になってから出会ったりする絵本です。


絵本は子どもの読むものと思っている大人は、子どもに読む本を適当に選んでしまいます。
それは、もしかすると子どもに何の感動も与えられない絵本かもしれません。


それは、後に勉強ってつまらないと思わせる原因かもしれません。



書店で《良い絵本》と推奨されている本もありますが、その中には《売れたら出版社に、良い絵本》があるかもしれません。


ならば、どう選ぶのでしょう?

子どもが書店で「これがいい!」と選んでくれたら助かります。

それ以外は、読み手の読みたい絵本が一番良いでしょう。
何故なら、その本には読み手が読みたい何かがあるからです。

昔は親子で読み継がれる絵本というものもあったそうです。



読み聞かせのサークルでは、20年前から読み継がれるものを、という本をと決まっていたりします。

最近の絵本にはない、何かがあるのです。


最近の絵本も読み継がれていけば、選ばれるのです。でも今それを選ぶのは、親が(読み手が)伝えたい何かがあるのです。



さて、選び方がわかったら、次は読み方ですが、子どもが小さければまず読むのではなく、本を楽しんでもらいましょう。
味見をする子どももいます(かじる)。⇒充分にかじってもらいましょう。

ページを、めくるのが楽しくて楽しくて、お話しを聞いたり絵を観るよりも先にペラペラする子もいます。またはお話しや絵がページと連携していることを知らずにめくるのかもしれません。
⇒充分にめくってもらいましょう。その場合、読むのはそのページそのページを読めば良いのです。
例えば、(……でめくられる)
昔々おじいさんとおばあさんがいま……した。桃から生まれた桃太郎……が吉備団子を……猿と犬と……みんなで鬼退治……しました。おしまい。
なんて、ちょっと続けながら、ページの部分部分を、連動してますよ~ってするように、なんとなく物語ふうにして読んでしまえば良いのです。(この子は聴覚優位だと思われる子に最適です。←見るより聞く方が得意な子)

または、そのページにある絵を見ながら太陽があるよ~花が可愛いね!など、絵を見ながら指差して言ってみましょう。(これは視覚優位の子に最適です←聞くより見る方が得意な子)


おとなしく座って聞いてくれない子には、親が楽しそうにいつも読んでいれば、いつか気がつきます。



おまけ

大勢の子の前での読み聞かせの場合

子どもによりますが、座って聞ける子ども達の場合

なるべく読み手も座って目線を絵本に合わせやすくします。


座れない子が1人でもいる場合

読み手が立ちますが、絵本は子ども達が見やすいように、本を子どもに向けるように下へ傾けます。

注意!どちらの場合も読み手が読みやすいように上に傾いている場合が多いのですが、それは子ども達が見にくいのです。ですが、読んでもらえる喜び補正で、楽しかった~!って言ってもらえるのです。が、そこに甘えず子どもが見やすいようにしましょう。


読み方は、しっかりと声を出しましょう。(もちろん下読みをしておきましょう)
その為には、絵本を見る顔の角度が重要です。
覗き込みすぎると首を傾け過ぎて、喉が潰れ声が出にくくなります。
なるべく、首をまっすぐにして読める角度に本を持ちましょう。(でも、子ども達が見えるようにが最優先です)


子どもたちに顔を向けるか向けないかの議論もあります。


絵本のチカラを信じて読み手は完全黒子になる場合は、子どもたちには顔を向けず、ただひたすら読み進めましょう。

絵本を子どもたちと楽しむ場合は、子どもに顔を向け話しかけながら読み進めましょう。

この読み方は、絵本によって選んで良いのです。
ただひたすら読み進る絵本。
子どもと楽しむ絵本。

それは読み手の自由でもありますが、本で伝えたいことを感じながら選びましょう。




絵本は、とても深い読み物です。
子どもに読み聞かせするだけではないものがたくさんあります。

子どもの心に深く刻まれる絵本を、安易に選ぶのはやめて、親が読んで何か感じるものを読んでくださいね。

声掛けのタイミング

子どもに声をかけていますか?

たまに声掛けをすると集中が途切れてしまい怒り出す子どももいますが、それも含めて、子どもにいつどのタイミングで声をかけるか、子どもの反応を見ながら、小さい頃から練習を重ねていると、とても良いタイミングで声掛けできるようになります。


えっ!もう大きくなってしまった!と悔やまなくて大丈夫です。
今から観察と練習をやれば、明日、明後日と積み重なって行くからです。やらなければ積み重なりはないのです。


子どもが集中している時、していない時どちらが声かけて欲しそう?
ソワソワしている時に声かけて欲しい子欲しくない子、、、、


よく観察していると、わかりやすい子は声かけて欲しそうにしています。



親は、親 が 怒りたい時には子どもがどんな時にも声かけてしまいます。
でも、それは子どもが望んでいるタイミングではないですよね。

命の危険がある時以外は、子どものタイミングの声掛けが一番聞き分けが良いですよ。


子どもの望むタイミングでの声掛けをしていると、子どもは親の望むタイミングで声を掛けてくるように学びます。


観察してみてはいかがでしょうか。

経験豊富になるには

もちろん、リアル体験が一番大切ではありますが、すべてを体験・経験するには大変ではあります。


そんなとき、手軽にスマホタブレットで体験しようとする人がいます。
しかし、子どもは指1本の体験では優先だけの体験になってしまうかもしれません。


できれば、リアル絵本を手にとって読むとか、リアル映画館などで観るとか。

スマホタブレットで絵本や映画は、通常だと特別感もなくなります。

リアルなものは、特別感があるのです。(それが日常であっても)


それを手に取る、それに行く、など特別なのです。


それが経験豊富に繋がります。

得意を伸ばす……だけじゃなく

ココではよく《不得意に注視するのではなく、得意を伸ばしましょう》と書いてきました。


例えば簡単に言うと

料理するのは得意だけど、片付け(洗い物)が不得意だとします。

その場合、普通の親だと「料理するだけじゃなく、洗い物も同時にしなさい」とか、「最後(洗い物)までが料理するって言うのよ!」なんて言ってしまいます。

そうすると、料理することすらも、やる気がなくなる子どもがいるんです。


それって、損じゃないですか?



では、どうしましょう?

料理はドンドンやってもらいましょう。そして、美味しい!とか、綺麗な盛り付けね!とか、良いところをドンドン伝えましょう。

それで、最初は隣でドンドン洗い物や片付けを親がやってしまうのです。

すると、料理が出来上がった時、スッキリ片付いている状態になります。(それをさも「洗い物も同時に終わっているとスッキリね!」などと強調してはいけません)

その体験をしてもらいます。そして、スッキリさを実感してもらうのです。


それを何回かやって、料理の間の手の空いている時に、洗った物を拭いてもらったり、棚に戻したりをやってもらって、この間にやれることがあると体験してもらいます。(これもさも「今できるでしょ!」ではなく、「手、空いてたら、これ拭いてくれる?棚に戻してくれる?」と最初は簡単なことをお願いします)

それを繰り返すうちに、洗い物も少しずつやってもらいましょう。


徐々に体験しているうちに、できるようになるのです。


たまに、洗い物の感触(洗剤や水が手について流れる感触)が気持ち悪いと感じてできない子もいるのですが、そうだと気づいたら、例えば、歌を歌いながらや音楽を聴きながらなら、気が紛れるとかのその子に合うように対策をとりましょう。




得意と不得意の差は、そんな感覚の好き嫌いや、思考の偏りなどかもしれません。



算数などの数字には強いけど、国語などは、苦手。

体育は得意だけど、音楽や美術は苦手。

または逆。


すべてを無理やり得意にしなくても良いのですが、得意を伸ばしながら、苦手の何が難しいのか親が見極められれば、全体が伸びていきます。

逆に苦手や不得意ばかりに注視すると、得意なことまでもできなくなります。


子どもの才能を伸ばすなら、オプションも伸びる方法を親が編み出しましょう。


伸ばすものは無条件に素晴らしいところを伝え、不得意なものは気づかないうちに慣れさせてしまうのです。

気づかせたら親の負け。
それくらいでやってみましょう。


自分のこともそんな感じでやってみると、いつの間にかできるようになってたりするものですよ。
おすすめです。

考え方や意見の交通整理ができる親

子どもが喧嘩などしている時に、お互い自分の思いを貫こうとして言い合っている時、あなたはどうしますか?


どちらが正しいのか裁いたり
問答無用で勝手に決着つけたり
していませんか?


お互いの意見や気持ちを聞いて、それを交通整理するように、お互いがお互い様であるとわかるように理解してもらえたら、自分で決着がつけられるのです。


喧嘩だけでなく、意見の合わない場合にも交通整理ができるだけで、ずいぶん助かります。



あっちの意見、こっちの意見、共に聞きましょう。そして、それぞれの良い部分を抽出して、子どもにさぁどうする?と、投げ掛けてみましょう。

子どもが自力で考えるための交通整理です。



これをできるようになると、夫婦喧嘩も交通整理できるし、職場の揉め事も交通整理できるようになるので、ちょっとお得です。


いきなりはできないので、練習が必要ですが。


まずは、両方の話を聞くことです。

途中で話を遮ることはしません。


それだけでも、子どもたちは相手の話を聞くことになるので、一歩も二歩も交通整理できています。


やってみることをおすすめします。

子どもは育ちたいように育つのかも

以前、

親が思うようには育たない、
親の育てたようにしか育たない。

と思って、そう親御さんたちに伝えてきました。

それは、30年ほど親子関係を見て携わり、我が子を育てて感じていました。


そこから更に、親子関係を勉強してきて、何故こう育ったのだろう?と思うことが多々あり、もうひとつの考えに至りました。



子どもは育ちたいように育つと。


しかし、1人では育てないので、やはり親やその他の大人との関わりがあります。


親が思うように育てても、子どもは育ちたいように育ちたい、
そして親の子育てを子どもの育ちたい方向・子どもの理解したように育って行くのではないでしょうか。


もちろん、親の子どもへの接し方などもとても色濃く出ますよね。


子育て方法をいろいろ調べたとしても、親の資質と子どもの資質が掛け算となり、その育ち方はひとつではないのです。



ただ、それをわかった上で、子どもの育ちたい方向を探り、それを最大限に援助すれば、そんなに悪いことにはならないのです。


親の思い通りにしようとして、それに合わない子どもだったら、反発して、そりゃもう思い通りには絶対育ちません。

子どもに恐怖政治のような子育てをしても、それに反発するような子どもだったら、チカラが逆転した瞬間に子どもが恐怖を使い親を思い通りにするでしょう。




ただ、親の愛がしっかりと伝わっていれば、どんな子育てをしても、そんなに悪いことにはならないのです。



それが難しいんですけどね。

でも、伝えるべきことは言葉で伝えましょうね。
ほとんどの人は、エスパーじゃないですから。

我が子だけではなく、周りの子どもも育てる気持ち

ココでよく書いているのですが、ちょっと困ったちゃんとかの子どもの話ですが、読んでいただいている方々のお子さまの話として書いているわけではないのです。


周りにはお子さまの同級生・上級生・下級生…必ず子どもたちがいますよね。


お子さまの世界はその子たちと作られていくのです。

大学出ても幼なじみと一緒というのは、珍しいのかもしれませんが、学生までの間に親友ができるかもしれません。


親として、我が子の幸せを願うなら、我が子を取りまく子どもたちごと幸せになってもらわなくてはいけないのではないでしょうか?


我が子だけが幸せにはなれないと思うのです。
何故なら、妬み嫉みなどもありますし、それこそ周りの人々、街や国が衰退するほど不幸せだったら、一人だけ幸せでいられるのでしょうか?

切磋琢磨も必要ですが、なんとなく周りも幸せの方がみんな幸せになっていくもんです。



それには、周りの子どもたちにも目を向けましょう。


そして、良いことをしていたら、ニッコリし、悪いことしていたら止めましょう。


もしもその子が親とうまくいっていなかったら、話を聞きましょう。聞くだけで良いのです。聞いて「おばちゃんにできることはするよ」と手を差しのべましょう。もちろんできないことは「それは無理だよ」とキッパリ断っても良いのです。
できることだけすれば良いのです。


全てを背負うことはしなくても良いのですが、手を差しのべることはその子には必要ならしましょうよ。


我が子を放っておいてその子のために、なんてしちゃダメですが、我が子を取りまく子どもたちには目を向け、手を差しのべて一緒に育てましょう。


無理しなくて良いのですが。



そんな思いを持っているのと、我が子のみ!と思っているのでは、きっと我が子への親からの《圧》が変わります。


できるなら、我が子だけではなく、すべての子どもたちに愛を。