ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

居場所

子どもだけでなく、人はみな《居場所》を持ちたいと思うのです。

 

親の支配が厳しすぎたり、なんやかんやで、子どもが家に帰りたくないとなると、家のよそで居場所を持つわけです。

 

昔は暴走族などに居場所を求めていました。

 

 

本当は我が家が居場所になるはずなのですが……。

 

あなたはどこに居場所がありますか?

 

 

 

親の顔が見たい

いろいろな子どもを見ていると、時々驚くような子どもがいる。

 

それこそ《親の顔が見たい》と思うような。

 

息子の中学時代に1人、もうレベル違いの子どもがいたのです。

 

保護者会みたいなのに来た親もレベルがダントツに違う。

 

あぁ、だからか……。と思うほど。

 

詳しくは書きませんが、この親だから、こんな子になったのかと、親を見て悲しくなりましたね。

 

 

他にも、道を歩いている時や、スーパーで買い物してる時や、様々な時に出会う子どもをほんの少しでも観察してしまうと、とても素直な子・ひたすら自分に真っ直ぐな子・なんか良からぬオーラを纏わされている子…と見えてしまうと、興味が湧く。

 

親が一緒にいれば、すぐにわかるが、一緒じゃないと想像する。

 

 

心配なのは、変なオーラを纏わされている子。

 

それは、息子の同級生の時に感じたもの。

 

その子自身は素直だったり、ひたすら真っ直ぐだったりなのに、親の何らかでぐるぐる巻きにされている感じ。

素直にも真っ直ぐにも、自分を出せずに、ぐるぐる巻きでひねくれている。

 

 

その子達が、いつか、そのぐるぐる巻きをブチ切って、自分を出せたら良いなと思う。

 

 

親は子どもの幸せを願っているはずなのに、ぐるぐる巻きにしてしまう。

そのうち、自分もぐるぐる巻きにいつの間にか巻かれていて、「こんなはずじゃない!」とか「育て方をまちがえた!」なんて言うことに。

 

 

さぁあなたは、我が子を何らかの言葉や態度でぐるぐる巻きにしていませんか?

 

今している子育てを、10年後20年後もやりますか?

 

今は小さいからと言うのは、言い訳です。

大人になった我が子に対するように、対しましょう。(気持ちだけでもそう意識しましょう)

 

 

そうするだけで、ぐるぐる巻きになりにくくなるはずですから。

 

 

 

息子を恋人にする母親 娘を恋人にする父親

困ったことに、タイトルのような状態の親子がいます。

 

母親は夫が恋人だったのに、子どもを産んでお世話をするうちにいつの間にか《家族みんなのお母さん》になってしまい、夫が変わってしまった(最悪な表現は、父親じゃなくて長男!)と感じて、余計に息子を恋人にしてしまうパターン。

 

父親は、恋人だった妻がいつの間にか《家族みんなのお母さん》になってしまい、恋人のように自分を慕って来る娘を恋人にしてしまうパターン。

 

まぁ変形パターンも有るけど。

 

子どもを産んで必死に世話しているだけなのに、《家族みんなのお母さん》になってしまうのは、日本らしい。

 

アメリカとかは、ベビーシッターなどに子どもを預けて2人の時間を作って、ラブラブを続けるのを、日本ではアメリカだからねと思ってしまう。

 

 

そして、上記の子どもを恋人にしてしまう。

 

まぁ正常な関係が築けていれば、思春期・反抗期で子どもが親離れしていくので、大丈夫なのですが。

 

たまに、それが支配的になったり、依存的になったりすると、親も子も精神を病んでしまう。

 

 

ザコンと結婚するのは嫌だと言いながら、マザコンに育てる母親。

 

娘LOVEなのに「パパ臭い!」と言われる……。

 

 

あなたが永遠に愛するのはまず、パートナー。

それが無理なら別れましょう。無理に愛さなくても大丈夫です。でも、いがみ合いながら子どもの前にいるのは、すべての家族にとって不幸です。

 

それから子ども。

子どもは、自立させて親より素晴らしいパートナーと結婚させてください。

 

 

それがあなたの幸せになるのです。

 

 

親の言葉

子どもは、聞いていないようでものすごく聞いています。

 

特に親からの言葉。

 

更に「ダメねぇ~」など人格否定。

 

積もり積もって、急に感情が破綻してしまうと言われている。

 

 

子どもを育てるということは、とても大変なのだけど、自分(親)がブレることなく、愛情を注げばとてもすくすく育つでしょう。

 

言葉は言霊とも言います。

子どもにかける言葉に気を付けましょう。

 

 

肯定文に変換練習

前に書いたと思うけど、小さい子は否定文が耳に入らない脳の構造だと思ってください。

 

机の上に登らないの!

と注意されてダッコされて降ろされても、10秒後にはまた登っている。

それを何回も何回も繰り返し終わりがない。

 

そんな時、降りて!と自分で降りてもらうと、2~3回繰り返したら自分で降りると理解して登らなくなる。(何人も経験済み)

 

このように肯定文で注意するとわかりやすいのです。

 

 

否定文の「~~しないで」の前までしか聞いてないみたいに、ほぼほぼやりますね。(何人も経験済み)

 

と、いうことは、~~しないで!を親が肯定文に直す練習をして、とっさに否定文で言うところを肯定文にできたら、かなり有効だと思うのです。

 

肯定文で育てると、素直に育つと思っています。

 

 

では、練習です。

 

よそ見をしてしまう時には、なんと声をかけますか?

 

よそ見しないの!

前向いて!○○見て!

 

何かを壊してばかりいたら?

 

壊さないで!

直してね。

 

 

ゲームばかりして宿題しない時は?

 

ゲームばかりしてないで宿題しなさい!

宿題はいつやるの?

 

これは変化球です。

ゲームを否定せずに、やることをいつするのか聞くだけです。

後で~とか言うかもしれないから、何時?と聞くのです。加えて「それ聞かないとムズムズして、早くやりなさい!とか言っちゃいそうだから、教えて」と。

 

すると、親の早くやりなさい!を止めたい子は必ず教えてくれます。

 

教えてくれない子は、肯定文が足りない子なので、他のところでたくさん肯定文を使いましょう。

 

その他にも、なるべく肯定文に直す練習しましょう。

 

 

 

 

 

 

原因論か目的論か

子どもがなんか失敗したとします。

 

例えば、

お手伝いして運んでいた食器を、落として割ったとします。

 

その時、なんで割ったの?と原因を探れば、よそ見していたとか、片手で持っていたとか、わかります。

よそ見はしない。

片手では持たない。

 

が、それを探ってそこを直すとしても、新たに原因がどんどん出てきたら?

よそ見はしてなくて、両手で持っていたけど、ふざけて躍りながらクルクル回っていて、目が回って倒れたからとか……。

 

 

それより目的を、食器を片付けることを一番に優先してと、伝えたら、原因になることをせずに一番に優先して片付けるのではないでしょうか?

だって、それだけをしましょうと、明確ですから。

 

その目的の前に、アレしちゃダメ・コレしちゃダメ・ソレもダメ………数え切れないダメ出しをしても、片付けるの前に何か(原因)をしちゃうなら、永遠にダメ出しなのです。

それをするから片付けることに失敗するからです。(もちろん、原因があっても失敗するとは限らないのですが)

 

 

食器を片付ける前に何かをやらかして、失敗するのもひとつの経験なので、失敗を避けるのではないです。

失敗してはいけないのではなく、失敗を繰り返す時に、原因探しするだけだと繰り返し続けますよという話です。

 

原因論で、子どもの失敗を微妙に繰り返すことになった時に、子どもを責めるのではなく、目的論で、解決できるかもしれませんよというお話でした。

 

 

 

怒らないから言って!

親って勝手なもので、子どもがなんか隠していると感じると、怒らないから言ってごらんと優しく言いながら、本当に素直に子どもが告白すると、「えぇッ!なんでそんなことしたのッ!」と怒り出すことがあるんです。

 

確かにそれが、怒られるべき事だとしても、「怒らないから」と子どもに約束しておきながら怒るってのはどうでしょう?

 

 

そんな時、どうすれば良いでしょう?

 

ひとつの例として、

私が息子によく言っていたのは「怒るかもしれないけど、言ってごらん。言わないで後で、ばれた方がむっちゃ怒るし、そういうことは必ずばれるよ」でした。

これは隠し事の場合です。

 

目の前でやめなくてはいけない事の時は、「もうやめなさい。怒るよ!もう怒ってるけど!」でしたね。

 

 

まぁ、私の場合は、心から怒っているわけではないので、冷静なんですけど。

 

カッとしてしまったり、イライラすると怒ってしまうので、冷静な状態の時に(怒りが頂点に達するけっこう前に)言うのです。

 

 

小さければ小さいほど、仕方ないとかで親が我慢してから怒るので、爆発するのです。

 

だから「怒らないから言って」っていう時は、冷静な状態で、どんなひどい告白だったとしても、受け止めてからと覚悟を決めてから聞きましょうよ。

それ以外は「時と場合は怒るけど、言ってごらん」とお互いに余裕を持てるジョークを挟むか、それくらいのコミュニケーションの間柄になっておきましょう。

 

それができてなかったら、素直に「怒ります」と宣言しても聞きたいとお願いしましょう。

でも、子どもには拒否する権利はあります。怒られるなら言わないという権利です。

親にも聞く権利があります。

権利には義務が伴うので、相手の権利を受け止めるという義務が有ることを親は理解しておきましょう。

 

なので、一旦[ 聞かない ]という状態を受け入れて、子どもの権利を受理します。

それから、言えるようになった時、言ってもらうように伝えておきましょう。そして、辛抱強く待ちましょう。

 

もし、言ってくれないという選択肢を子どもが選んだら、あなたは子どもに「最後までちゃんと聞いてくれない」と思われていると、猛省してください。

 

そしたら、最後まで話の腰を折らずに聴くことを心に刻み付けて、聴きましょう。

 

[  聞く  ]でも[  訊く  ]でもなく【聴く】で。

 

子どもがたくさん話してくれる親ほど、将来安泰なのです。

 

もし、たくさん話さない子どもは、親に[  訊かれる  ]だと思っているのかもしれません。

これはかなり辛いですよ。

 

しかも良かれと思っている親ほど。

 

自分の《 きく 》は、どの漢字なのか、子どもにどう感じられているのか、考えながら聴きましょう。