何回か「子どもの話を聴く」事について、書いてきました。
先日、ある人(大人)と話していて思ったことがあるのです。
子どもの話を聴く事ができる大人は、大人の話も聴く事ができるのだなと。
そのある人に、子どもの良いところを伝えようとしたのですが「そんなことより、○○はダメ!」とダメ出しをされたのです。
あまりにビックリして「○○は次からさせません!それより、あの子がこんなに良いことをしました!」と伝えたのですが「○○はダメなの!いいこととしたら、またやるでしょ!ダメなの!!」と。
ものすごい嫌悪感がMAXになり口を閉じました。
この人はいつも子どもにもそのようにしているので、子どもの心がいつもザラザラしている感じです。
どんな子どもでも、親の前では[常にイイコ]を演じます。
子どもが泣いて訴えても、その上から覆い被せるように「でも○○はダメでしょ!」などと、言いくるめようとする親(大人)は、子どもの話を聴いていないとイコールです。
ザラザラした心の子どもは、他の大人も信用してくれなくなるので、荒れていきます。
もし、これが学校の先生であれば、学校が荒れます。
もし、我が子が荒れてきたら、まず我が身を点検しましょう。
そのつぎは、誰がそんなことをしてるのか突き詰めるのではなく、とにかく我が子の話を聴きましょう。
ザラザラした心を受け止めましょう。
まず、そこが大切なのです。
私は、その人が子どもの悪いところばかりみているので、その悪い行動の中にも、こんないいことを考えていたんですよと言いたかったのです。
でも、その良いことを認めず悪いところを少しもしてはいけないと、言い張っていたのです。
その悪いところは、大人(親)が工夫すればなんとかできることもあるのです。
その工夫をしないで、例えばさわってはいけないではなく、工夫してさわれなくすれば良いだけです。
まずは、我が子の話を聴きましょう。
そして、親ができる工夫をしましょう。
しかし、子どもの言いなりになることではないです。
ルールは話し合いで決めましょう。
大人(親)の一方的な取り決めで、子どもが泣いて訴えて来るようなら、それはダメルールです。
そして、我が子だけでなく、回りにいる人の話を聴きましょうね。