おうちには、それぞれのルールがあると思います。
「おはよう·いただきます·ごちそうさま·行ってきます·行ってらっしゃい·ただいま·お帰りなさい·ありがとう·ごめんなさい·おやすみ」などの挨拶をするとか、ご飯は座って食べるとか、テレビやゲームは一時間とか、、、
その他にも色々。
誰が決めて、誰が守っていますか?そして守れていますか?
幼稚園児くらいからできる遊びで、親があらかじめ紙にたくさんの果物の絵をランダムにいくつも並べておきます。(コピーして、何枚か用意)
リンゴ 桃 キウイ パイン 苺 さくらんぼ 桃 ブドウ 苺 パイン キウイ 桃 リンゴ 苺 ブドウ リンゴ キウイ 苺 リンゴ
……………………
(一目でわかる絵にしてね)
最初の1枚は、子どもが選んだ好きな果物一種類選んで○で囲みます。(できれば順番に左上から右へ、二段目三段目と、最初は指などで確認しながらでもOK)
できたら、次の一枚はママやパパの好きな果物を○してもらいます。
次の一枚は、子どもが選んだ果物をまた囲むのだけど、○の前はどの果物でも✕をします。(好きな果物は代えてもOK)
四枚目は親の選んだ果物に○で、そのひとつ前は✕します。それ以降は、三枚目四枚目の繰り返しです。
子どもによっては、好きなものに○するのに夢中で、✕し忘れたり、もしかすると、何故✕するのか聞いて来るかもしれません。
その時はお子さんにあわせて、何故なのか考えておいてください。
好きな果物の前に食べちゃうとお腹いっぱいになるからとか、好きな果物の前のは傷んでいるんだってとか、売り切れとか、食いしん坊に食べられたとか、我が子ならどう言えば納得するかを考えてみましょう。
何枚もあれば、親も一緒にやるとなおいいです。(やらされているとか、感じさせたらアウトです)親も楽しんでやってみてください。
親が用意できるなら、果物だけではなく、食べ物や乗り物 動物などバージョンを変えたモノをやってみてください。(乗り物に✕は壊れたとか、動物に✕は逃げちゃったなど)
こういう遊びを通して、いろんなルールに抵抗なく、こういう時はこうすると学ぶのだそうです。
この果物ゲームで、自分の選んだもの、親の選んだものに○、ひとつ前は✕と、マイルール·他者ルール、だけどひとつ前は✕の共通ルールを、遊んで身に付くそうです。
ひとつ前に戻って✕というところに、意味が有るそうです。我慢とか、抑制するとか、好きなモノ○→ストップ✕をかける練習なのだとか。なので必ず○してから戻って✕です。
おうち時間のひとつとして、やってみてはいかがでしょうか。
もし、お子さんがうまくできなくても、何度か一緒に根気よく、できないことを責めるのではなく、「おっと○(✕)を忘れてるよ」など注意を促す感じで、できるように導いてみてください。
こんな遊びから、お子さんの得意不得意が見えてきたら、まず得意を伸ばして行きましょう。
不得意に注目すると、すべてが不得意に引っ張られたらもったいないから。
得意を伸ばせば、いつの間にか不得意も少しずつ改善されて行くものです。
得意不得意の差は伸びも縮みもしないので、得意が伸びれば、着いてくるのです。不得意をつついていると、得意もつつかれるようにボロボロになります。
我が子の不得意を見つけるのは、親ならば誰しも目についてしまいます。が、その次にある得意を先に見つけてみましょう。
この場合は、果物ゲームの✕ばかりに注目して○をつけるのを忘れているということです。
ルールとしては、○を見つけるが先ですから。親心は✕を見つけてどうこうしようとするクセがあるけど、そこじゃない。
○が先。
もしかすると、お子さんの方が○を先に見つけるのが上手かもしれませんよ。
さぁ一緒にやってみてください。