親の愛がストレートに伝わらない一言の代表になりそうな「そんなことしてたらいじめられるよ!」と言うのがある。
イジメは人間以外の動物でもあると言うが、何故起こるかはハッキリしていないらしい。
知能が低いと遊びの一種として行うらしいとも言われている。
さて、先の親の愛情からの「そんなこと~」は、子どもにどう伝わるのか?
親としては、そんなことはやめなさいと伝えたいのだが、そこに何故イジメという単語を挟むのか?
親の愛はいじめられない子どもでいてほしいということ。
昨今のニュースで痛ましいイジメが後をたたないから、我が子が被害者にはなってほしくないという強い現れ。私の予想はこんなもの。
さて、言われた子どもは、それをストレートに理解できるのだろうか?
もし「そんなことしてる人はイジメてもいい」と誤解したら?
先日[多かった質問 子どもが叩く]にも書いたのだが、子どもは親の発言はよく聞いている。
ただ、理解がストレートか、独自(誤解)かはその子に寄るのだ。
親が言った事を自分もやらないのだから、アノコもやっちゃダメ、コノコも危ないからやっちゃダメ!言葉が追いつかないから叩いておこう!
そんな理解?誤解?のまま、「そんな~イジメ~」を言われたら?
そんなことしたら、イジメちゃうよ?ほらやめなよ。→それもダメだからイジメちゃうよ。→これやらせてみよう(親がダメって言ってたこと)やったね!?じゃあイジメるよ。
知能の低いイジメはこんな始まりかもしれない。
知能が低いとイジメを遊びでやるっていうのに繋がるよね。
知能が追いついていたら、親の意図を分かるようになる?
それはいつ?
勉強ができる知能とは、別?
始めは何でも教えてもらってできるようになり、自ら学んでいくか、もしくは無理矢理でも教え込まされるか、はたまた繰り返し繰り返し教えてもらってできていくもの。
ただ、ストレートに答受けとるかは別。
勉強とは違って、答えのハッキリわからないものごとは?
勉強でもしつけでも、子どもが身につけてほしいものを、親が子どもに注ぎ込むのは、子どもの未来に役立つものをって願っているのじゃないかな?
でも理解していると思っていたら変な風に誤解や、曲解していたなんて事も。
子どもの頃から上記の誤解をしたままだったり、更には親のダメ!ダメ!などや、別の子にイジメられていたりなどで自分の中にフラストレーションを貯めていたりすると、イジメをしやすい。(もちろん、しない子もいる)
イジメを最初にしてしまうのは、知能の低いストレスを抱えた人?
それから、ただのストレスの捌け口って場合もあると覚えておこう。
イジメはする人が悪いです。というと「イジメられる方に原因がある!」という人がいますが、原因があってもイジメて良い事にはなりません。
昔、イジメの主犯格の子どもの親が、身バレしていくことに恐怖を感じ「次に、うちの子がイジメられたらどうしてくれるんですか!!」なんてマスコミにいってたけど、イジメられる方に原因があるからイジメたのなら、そういう事だよね。
イジメるなら、自分にすべて回って来ることを覚悟を持ってイジメなさいってことなんじゃないかな?。
それを、アノコは原因があったけど、自分にはないなんておかしいよね。イジメをしたってのが原因なんだから。
でもね。原因があってもイジメて良い言い訳にはならないってわかっていれば、イジメはしない。
確かにイジメ気質とイジメられ気質はあると思う。実際ドSドMなんて言葉もあるくらいだから。
だけど、お互いに許可(?)しあわなければ、やってはいけないと私は思う。
さて、イジメられる子は何故決まるのかは、たまたまだったり、そのコミュニティにおいて少数派だと起こるらしい。
大多数の中にいても、ここが違うってとこを見つけられたら、それをつついてくる。
更に言えば、常にビクビクおどおどしてると格好の餌食になりやすい。
だからといってイジメを受けなければいけないわけではない。(断言)
私は9年間イジメられてきたのだが、そんなイジメられ気質を受け継いでしまったのか、息子は小学生六年間毎年何かしらあった。
ある時ある子に絡まれて、しんどそうだった。息子にはどんなことがあっても、手を出すなと教えてきたが(夫はやられたらやり返せ派)、どうしようもなくしんどそうだったので、やられたら「なんでそんなことするんだよぅ!」みたいな、やられたから今からやり返しますアピールしてから一発だけやり返せと言ってみたら、見事に周りが息子の味方になってくれ、その子から絡まれなくなったそうだ。
イジメから身を守るのは、自分の行動である。
それから、親とのコミュニケーション。
親とコミュニケーションがうまくとれていないと、相談さえできずに孤立してしまう。
昨今は学校に行くか行かないかで、色々言われているが、親とうまくコミュニケーションとれていれば、子どもは親を信じてどんな状態でも相談してくる。
て言うか、相談できる親でいなくては子どもは更に孤立してしまう。
子どもは親に心配かけたくなくて、相談を迷う子もいる。
そんな気持ちもあることを親は知っておこう。
親の心子知らず 子の心親知らず。
お互いに思いあっていても、エスパーじゃないから、話し合おう。真意を伝え合おう。
イジメをしない、されない子どもにするために、たくさん子どもと会話をしよう。
笑顔を絶やさないために。