ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

子どもを管理すること

親は基本的に子どもの幸せを望んでいるので、すべてに気を配り、子どもが危険にさらされないように、目を光らせていると思います。

で、その愛は届いているでしょうか?


その愛は、御自身の親から受け継いでいますか?
そして、その愛を子どもの時から感謝していましたか?


そこまで厳しくしていない方も、考えてみましょう。

極端な話し。こんなことしますか?

心配のあまりに、子どもの前を整地し赤絨毯を敷き、その上を隅から隅まで掃除をし、塵ひとつ落ちていない状態にしてハイハイをさせても、歩き始めは転んでしまう。
転ぶ瞬間に受けとめ、手すりをつけ、ヘルメット肘当て膝当てを装着させる。
歩き始めたら、転ぶことを恐れて、基本的にはバギーに乗せて、歩かせない。歩かせるのは整地されたきれいな場所のみ。


こんなことしますか?


でも、幼稚園に行けば友達とどう過ごしているか、何をしていたのか気になって問い詰めるように聞いてみたり、小学校に行けば勉強に着いていけているのか、いじめられていないか、中学になったらゲームやスマホばかりなのでは。。。。

さぁどうしますか?

親の思い通りにはならない時、親の思い通りに育ってくれない時、、、

そもそも親の思い通りってなんでしょう?

親の価値観がすべてでしょうか?


昔、娘が写真を取るときに、可愛いポーズをしてくれないと、言ったお母さんがいました。
よくみてみると、お母さんは、スカートをつまんで足をクロスしながら小首をかしげるのが、可愛いポーズと思っているようです。
娘ちゃんは顔の横にパーをして、片足を斜め前横に出したいようです。

言うなれば、お母さんはミニーマウスポーズをさせたい。娘ちゃんはミッキーマウスポーズをしたい。みたいな。

女の子だからミニーマウス。というお母さんの価値観。
娘ちゃんは娘ちゃんの大好きなミッキーマウス


お母さんは「女の子だから」と、思っていただけで、娘ちゃんの価値観を理解していなかった。


ミッキーマウスポーズでも娘ちゃんは可愛いじゃないですか?それにどんなポーズでも娘ちゃんは可愛いですよね。と言うと、ハッとしていました。
御自身が小さい頃親に決まったポーズで写真に撮られていて、いつの間にかそのポーズが気に入っていると錯覚していたのだと理解したそうです。

その娘ちゃんはとても自分を持っていて、最初はミニーマウスポーズをしたけど(だからお母さんがそれにこだわった)、途中からお母さんの言うミニーマウスポーズよりもミッキーマウスポーズに変更したかっただけ。


お母さんの価値観と、娘ちゃんの価値観の違いのぶつかり合い。



親が子どもを管理するのが当然と、親が思い込むと、それは管理ではなく支配になっていく危険性が出てくる。

ネット社会ですべての人を国が管理しますと言われて、お願いしますと、何人の人が願うだろう?何人の人が支配的に感じて反対するだろう?


親が管理したがるのは、子どもを案じるからではある。それは間違いない。
ただ、管理しすぎて支配的になるのに注意が必要。



あなたは大丈夫ですか?