ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

あなたのため は、誰の為?

よく子どもに「あなたのためよ!」という親がいました。

最近は、減って来ましたが。

何故減ったかは、そのセリフを聞いて[私のためなんだ!]と思う子どもは虐待を受け続けている子どもだけだからであって、だいたいの成長した子どもは反抗期にめちゃめちゃ反抗してくるし、親の言った意味を正当に受けとることがないからと、情報が広まったからです。


例えば、箸の持ち方が悪いとします。

箸の持ち方を直しなさい!将来あなたが困るわよ!
と、言った場合、
将来困るかどうか想像できないか、困った時に直せば良いと思う子どもだったら、うるさいなぁと思うだけです。

箸の持ち方を直したいと親が思うなら、ご飯の時にヤイヤイ言うのではなく、遊びの時にできるおもちゃか、割りばしと紙皿や紙コップと、豆や折り紙などを小さく丸めたものを、巧くつまんで移したり競争したりで、楽しく遊びながら、正しい持ち方してると巧くつかめるねとか、早くできるよ!などと言って、正しい持ち方を見本で見せるか、一緒に直すかすると、直したいと思うと思うのですが、どうでしょうか?



将来子どもが困らないためと、親は考えがちですが、困らないと本当に直そうとは思わないのです。

ならば、困る状態を遊びに取り入れながら、直す方向にうまく楽しく持っていくか、困るまで注意をし続けるねと言っておくとかしかないですよね。

親が正しい持ち方ができているなら、正しい持ち方で一緒に食べたいと私は思うと、食べ終わってから伝えるだけで良いと思います。
食べている時に嫌な顔をしたり、箸の上げ下ろしを逐一見たりすると食事が楽しくないので。

もし自分ができないことをやらせたいのなら、一緒に直そうと誘うのが良いと思います。

親ができないことをやらされていると思うと、やりたくなくなると投げ出します。
一緒に頑張っていると、親より先に直したいと思ったりすれば、すぐに直ります。


あなたのためよと言いながら、直して欲しいのは親だけなんじゃね?と子どもが感じた場合、喧嘩になるだけなのです。


親は頑張って工夫してみましょう。