ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

成功体験 と 失敗体験

子育てのハウツーに、子どもにはたくさん成功体験をさせてあげてくださいねってよく書いてあります。

巧く成功体験だけさせようと思っても、後一歩で失敗したら親の方ががっかりしてしまうってことになりませんか?


色々な原因であって小学校や中学校で、不登校になった子どもの親の、その子の小さい頃の話を複数聞いたところ、成功体験をさせようとしても失敗ばかりで、巧く成功体験をさせてあげられなかったとか、成功体験だけさせてけど、1度の失敗で挫折してしまって…とか、成功したら一緒に喜び失敗したら一緒に落ち込んでいたとか、、、、、。


違わない?違うよね?

成功体験させて…とか、失敗させないように…とかじゃないよね?


何かをやったら、その成果がどちらであるかはその時のコンディションやら、何らかの何かで変わるよね?

それを成功か失敗か左右させようなんて、おこがましくない?

そこで左右させようとするから、おかしくなるんじゃない?

と思います。


何かをしたら、その結果はその子の体験になるのです。
それをねじ曲げてはいけません。

成功したら、喜べば良いけど、失敗したら、一緒にどうすれば良いのか考えればいい。

結果はどちらであれ体験し、その後どうするかではないでしょうか?

成功させねばと思うから、失敗を恐れるようになり、動けなくなるのではないでしょうか?

成功ばかりでも、失敗したら動けなくなるのではないでしょうか?


親子で一喜一憂をシンクロしすぎて、子どもが親のために頑張りすぎて疲弊してしまうのも不登校の一因。


子どもは幼い頃から、失敗と成功を繰り返し成長するものなのです。
それをいつの間にか親がコントロールしようとするから、ややこしいことになるのです。

親が一番しなければいけないことは、見守ること。
それが一番難しいのだけど。


失敗したら援助は惜しまないスタンスで、助けて!と頼っていい事を伝えよう。
大きくなっていくに連れて、親以外にも助けて!と頼っていい人を見つけることを伝えよう。

そして、誰かが助けて!と頼って来たら助けられる人になるように伝えよう。

私が出会った不登校の子どもも親も、助けて!がなかなか言えない人が多かった。


そうならないために、成功か失敗かに左右されるのではなく、それをどうするか、助けて貰えるように声が出せるように育てよう。


そして、親も助けて!と言おう。

あなたは1人じゃないよ。