子どもが困っていることがあると、親はどうにか助けたくなるものですが、うまくアシストできなければ子どもが相談してくれなくなります。
ほんの些細な事なのですが、子どもには困り事の解決策が見えていなくて、親には見えている場合に、誤解からのズレが生じます。
例えば、子どもが約束の時間に遅れて友達と喧嘩してしまいました。
親は、遅刻の原因から解決策まで流れるように考えて、遅刻しないことを提案します。
子どもがそれで納得できれば良いのですが、納得できない場合、親はなんでわからないの!と思ってしまうかもしれません。
子どもが納得しないのは、喧嘩をしたくないというところで考えていて、遅刻したから喧嘩したところではないとしたら、どうでしょう?
僕\私は遅刻されても許すのに、許してくれないから喧嘩になったと考えていたら?
まるで違う話になってしまいます。
そんな時に親から遅刻しないようにと言われたら、何故?となって納得できませんよね。
だって遅刻は許される事なのですから。
子どもがどこに困っているのか、またはどこにこだわっているかは、よく聞かなくてはわからないのですが、親は自分の経験則から早々に答えを導きだし、アドバイスしたくなる生き物ですよね。
まず、何に困っているのか、こだわっているかしっかりと聴きましょう。訊く(尋問)ではないです。
聴いているうちに、子ども自身が自分の困り事やこだわりが解れば、それが未来に繋がります。
過去の事を現在、考えて解決策を導いておけば、未来の助けになる。
子どもの解決策は、子どもの中にあるもので、親から示されてもうまく納得できないのも、こだわりが違うからなのです。
親とは別人格なのですから。
これは、子どもだけではなく、パートナーにも当てはまりますし、自分のこだわりが引っ掛かっている事もあります。
常識的に考えたらこうだけど、なんかモヤモヤする…そんな時には、自分の心の声に耳を傾けましょう。
自分のこだわりが見えてくるかもしれません。
現在の自分が過去の自分の心の声を聴いて、未来に生かす。
すべての人は成長できるのです。