幼稚園や保育園、小学校と進んでいくうちに、親から見て我が子に合うモノはなんだろうと迷い、とりあえずなんでもやらせてみようとなった場合、親の薦めで習い事に行かせるか、子どもの意思で行きたいと言うかの違いは大きい。
そして、親の価値観が多く入っていると、親の思い通りにならないと「辞める」ことになる。
子どもがやりたいと言ったとしても、うまくいかなかったり、思ったのと違ったり。
習い事を始めるときは、親も子も希望に満ちて始めるけど、辞め時は希望も何もなくイヤな気持ちで辞めることも多い。
辞める時の、辞め方で子どものその後が変わることを親に、気づいて欲しい。
例えば子どもが辞めたいと言った時
親に何も聞かれずにすんなり辞めるのか、
がんばるって言ったじゃない!とか責め立てられて嫌みを言われながら辞めるのか、
理由を聞いてもらえて続けるのが無理なら、近い目標をクリアしてから辞めるのか。
例えば親が子どもができてないから辞めさせようと思った時
できてないから辞めなさいとストレートに言って辞めさせるのか、
できてないけど、やり続けたいのか聞いて、辞める方向にもっていくのか、
辞める事はおいておいて、楽しいか聞いて、どうしたいのか聞いてみるのか。
子どもの適正を親が見極められるのが一番良いのだけど、なかなか見極められる親は少ない。
何故なら、親の欲(価値観と共に)が入るからだ。
習い事は趣味程度でと考えている親に、それを職業にできるレベルの才能を持つ子どもだったとしても、初期のたどたどしい状態だと親は見抜けなかったりする。
ある路上イベントで、通りがかりの6歳くらいの子が立ち止まり、その音楽に合わせてオリジナルで踊っていたのだけど、親は恥ずかしいからと帰ろうとしてたけど、その子はイヤだ!踊る!楽しい!と何曲も踊り、休憩になり「来年もこのイベントある?」と聞いて帰って行ったのだけど、見ていてあの子はダンサーの習い事に連れていって合う教室を見つけられたら世界レベルだろうなと私は思ったけど、親は「あぁもう恥ずかしい!」と呟いてたから、きっと普段から落ち着きなくユラユラしてるだけだと見られてるのだろうなと、見送ってしまった。
その子の適正を見極めながら、育てるのが難しいならせめて、習い事を辞める時は、できないから辞めるではなく、[ここまでできた。違うことをやるから辞める]などにして、【できないから辞める】を積み重ねないで欲しい。
知らず知らず、できないを積み重ねさせてしまう親は、反抗期の時の反動が大きくなる可能性が高い。
あの時もっとやりたかったのに!とか、できないのは親のせいだ!とか。子どもの中にある不条理のできない積み重ねを跳ね返されるのだ。
だから、できないところを親がフォローしつつ、紐解いてできるようにアシストすれば良いのだけれど、なかなかそれもしんどいので、できないのではなく、できたところまでを記憶させるのがいいと思うのです。
まるでできなかった場合は、
合わない事がわかったね!合うものはなんだろうね?!とか、
できないのが悪いのではなく今は合わなかっただけ、別のを挑戦してたら合うようになってるかも?とか、
できないのは悪いことみたいな考えではなく、チャレンジはしていこう!っていう方向に向かせて欲しい。
未来あるのは、子どもだけではなく親もです。