ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

逆上がりができない。縄跳びが…

子どもがドンドン大きくなってくると、いろいろできることとできないことが出てくる。


なんなくスルリとできちゃう子どもと、何度やってもできない子どもの差はどこにあるのでしょう?


私が子ども達を見てきた時は、できるときもできないときも、見るところは、身体の使い方。


スルリとできていても、身体の使い方のちょっとした違いを見つけたら、すぐさまただしたくなる。
親からするとできているのに文句つけないで!と言いたくなるところ。

まぁ、親のでかたで言うか言わないか決まるのだけど。(子どもにはこっそり教えておく。親が必要ないと思っても、後々困るのは子どもだから。こっそりね)


身体の使い方を見るコツは、簡単にいうと間違い探し。完璧にできている子との違いを探すだけ。


例えば逆上がり。
腕が伸びきって鉄棒にお腹がくっつかなければできない。
だけど、蹴りの強さとタイミングが合えばスルリとできることもある。
だけど、しっかり腕を引き寄せないと、上体を起こせない。

その場合、何回も逆上がりをさせてもうちょい!と励ましても、できないことがある。
そして、嫌になってしまうかも。

そんな時は、鉄棒に捕まらせて、親が後ろから肩を引っ張って、鉄棒から離れたら親の勝ち!とか言って何回かやってみる。すると勝ちたい欲のある子は鉄棒にしっかりくっつかなければ!とする。
欲の無い子には、これは逆上がりのできる練習だよと説明して、何回かやってみる。

腕が鉄棒にくっついている腕力があれば、後は蹴りの強さとタイミング。


例えば縄跳び。
腕を大振りにしていても、タイミング合えばスルリとできることもある。

でも、手首をくるくる回せないと、その後の技は上手く行かない。
無理やりやれても、ソコソコ止まり。

飛ぶよりも先に手首をくるくる回して、縄を身体の横で回せるようになれないと難しい。


その他も見るところはたくさん。
身体の柔軟性、低緊張か過緊張か(身体の力のいれ具合がどうか)など。

集中力の前に、身体を上手く自分の無意識でも操れるのかを見ないと。


親は、できるできないを見るのではなく、どこがどうなっているかを見つけ出して、どう子どもに伝えたら、できるのかを。


子どもからやる気を奪わす、うまいことできるように導いてね。