ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

親のアドバイスであっても…

親は、子どもにテンション上げて欲しかったり、上手く人生生きて欲しかったり、悩みごとを打ち明けられたり、その他でもアドバイスしたくなる場合が来ることがあります。

悩みごとを相談された時は、実はとにかく全てを聞く事が大事ですが、途中でわかったつもりでアドバイスしてしまいがちなのが大人の悪い癖です。

いつも話を聞くようにしていても、アドバイスしなくちゃ!とスイッチが入ってしまうと、話し途中で言葉を挟んでしまいます。
それは、親なら経験値的に、途中でわかってしまうからなのです。

が、そこをウンウン、それで?と更にどう思っているかを聞き出して、それ以上にどうしたいのか、どうなったら嬉しいのかまで聞いて、そうなるにはどうなれば良いんだろう?と考えを進めてもらえば、子どもは自ずと答えを見つけてスッキリできたりします。


それなのに、やらかしてしまう親は、話し途中でこうすれば?あぁすれば?こうだ、あぁだ、なんだかんだと言ってしまいます。
自分が同じ時(似たような時)、乗り越えたことを、私はこうしたよ!と。
それは紛れもない愛情なのですが。


それならまだしも、最悪な事が、子どもの悩みや失敗や、やってきたことを否定的にバッサリ切り捨てる言い方です。

「そんなやり方したらダメに決まってるじゃない」
「あ~そりゃダメだわぁ」
「そんなことやってどうなるの?」
「それって意味有る?」
「そうじゃないやり方あるでしょう?」

一番言っちゃいけないのが、
「あなたってダメねぇ」とか人格否定です。

これ、アドバイスと思っている人がたくさんいて、会社の上司ならパワハラ(モラハラ)ですが、何故か親が子どもに言ってしまっても、人前でなければ(親も)気づかず、繰り返されると、子どもはどんどん自分はダメなんだと思ってしまいます。

で、親はアドバイスしてるのに何でできないの?ダメねぇと。

泥沼です。(親のあなたもそうされてもいい!と思う人はいないと思うのですがどうですか?)


子どもにアドバイスは無用です。

子どもに、聞いて、聞いて、聞き出して、考えを進めてもらうだけなのです。

親は、子どもが自分の考えを言って、それでも「どう思う?」と聞いてきた時のみ「私の思いはね…」と言えるのです。

自分の思いをどうしても言いたい場合は、パートナーや、友達に聞いてもらうか、ブログをはじめましょう。


親に相談してるのに、なんだかモヤモヤしてしまうと、二度と相談するものか!となりかねません。特に思春期前にそうなると口もきいてもらえません。

それは、もったいないですね。


そしてある時、私が子どもを肯定すると親が「私がダメなんですね」となるときがありました。
「親御さんがダメなのではなくて、やり方があっていないだけです。親も子も自分のやり方があるのです」と、何度も言ってきたけど、切り替えが上手く行かないと、悩んでしまう親御さんもいらっしゃるのです。
が、何度も何度も「私がダメなんですね」を繰り返し、何度も何度も「やり方が違うだけで、親御さんの愛情は間違っていない」と、言っていると、ある時ストンと納得されて、やり方を変えてくださったので、聞いてみると、自分がそう育てられてきて、それを否定されたと思ったのだとおっしゃられました。


確かに、そのやり方はよしましょうと、言っているので、全否定です。


ただ、その後、その親御さんの表情がみるみる良くなり、「子育てが楽に楽しくなりました」と、おっしゃられたのが印象的でした。


親に否定され続けて生きてきて、結婚し自分が親になり、親のやり方を否定された時に、自分が更に否定されたと、パニック寸前だったそうです。


アドバイスの仕方を変えるだけで、その時から、変われるチャンスです。

よろしかったらお試し有れ。