以前見てきた親子で、子どもが親の言うことを聞かないとか、ずーっと泣いているとか、子どもがやることをやらないとかに親が言い放つ言葉に「そんなんだったら帰るよ!」でした。
だいたいが「いやぁ~~~!!」と泣き叫び、「じゃあやるの?」に、「うん」で、そのままその場にいるのでした。
私が見ていて思うに、親の言うことを聞くよりやりたいことが優先だったり、ずーっと親に何かを伝えたいのに聞いてもらえなくて泣いていたり、やることより自分のやりたいことが優先だったりするのですが。
帰るよ!の脅しで言うことを聞かそうと思ってのコトなのですが、いやぁ~~~!!で許されるという学習は、どうでしょう?
親は、帰るよ→ちゃんとやる→許すという思考ですが、、、、。
子どもは、帰るよ→泣けば(駄々こねれば)→許されるという思考です。
というと言うことは、子どもはやりたいことを自分勝手にしていて怒られても、泣いたり駄々こねればなんとかなるという学習をしているのです。
これでは、やりたいこと優先の自分勝手をやめさせる為の「帰るよ!」がまったく効き目をなしていないのですが、親は言えば泣いて聞くので何度も「帰るよ!」を繰り返すのです。
親が「帰るよ!」と脅しを使うのなら、本当に帰れば良いのですが、だいたいの親は自分は帰りたくないのです。帰ってしまったら、余計にイライラしてしまいますし。
では、帰るよ!の脅しを使わないでできたら良いと思いませんか?
まず、言うことを聞かないときも、泣いているときも、やりたいことしかしない時も、子どもが何をしたいのかを理解しましょう。
親は、子どもを理解するより親の言うことを優先したくなるので、バトルになりますよね?
親が勝つより、子どもを理解をして先に進める方が早く解決するのですが、いかがでしょうか?
親の言うことを聞くよりやりたいことが優先の場合
やることやらずにやりたいことをやっている場合
まずやりたいことをやらせて、それからやることをやってと促してみましょう。
子どもはまず自分が優先されて、相手のコトを考えられるように経験値が積まれるようになるのです。
泣いてばかりいる場合
子どもをよく観察してみましょう。
親に何かを伝えたいのに、うまく言えずにもどかしいのかも知れない、お腹がすいているか痛いのかも知れない、やりたいことができなくて泣いているのかも。
このように、子どもをよく観察して理解すれば、帰るよ!を使わず、うまく誘導する感じでコマを進めるのです。
すると親の態度と言葉が裏腹なところを見せずに、先に進めると思います。
やってみてはいかがでしょうか。