ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

親として…人として…

あなたは、子どもを愛していますか?

では、親から愛されていましたか?
あなたは、親を愛していますか?


たまに、どうやって愛すれば良いかわからないという親がいます。

親から愛されていたかわからないと。
多分、親は愛していたのだと思うけれど、忙しそうだったから、我慢ばかりしていたからと。


その方の親御さんの時代より、現代はもっともっと忙しいと思うのです。


今、親子でいる時間より、仕事などにかける時間が迫っている親のほうが多いのではないでしょうか?


少し前の時代、、、。
専業主婦と子どもが家にいて、夫は仕事仕事でたまに子どもと顔を合わせるくらいの時に、、、。

専業主婦がパパを大切に想い、パパは私たちの為に頑張っているのよと子どもに言っている家庭。

専業主婦があまりの寂しさから、パパを蔑ろにする発言を子どもに聞かせている家庭。

子どもが健全に育ったのはどちらでしょう?


現在、その子どもたちが育って親になっている時代。


自分の親たちがどういう形態の夫婦だったか、共働きか、どちらかが専業主婦(主夫)か、自営か、それぞれあると思います。

もし親があなたに、親のパートナーを大切に想っている発言をするのと、ぞんざいな発言をするのとを想像してみてください。


やはり、大切に想っている発言のほうが良いのではないでしょうか。



そう思う私に、シングルになった親御さんが、どうしても大切に想っての発言ができない(だから別れた)とおっしゃいました。

まぁいろいろありますけどね、それは親である立場でしか考えていないよねと。
自分の親がシングルになってパートナーを悪く言うのを聞きたいのか?と問うと黙ってしまいました。

子どもとしたら、自分の親が悪く言われるわけですからね。しかももう片方の自分の親に。


大切に想えないなら、それで良いんです。
それなら、悪く言わなければ良いんです。
ただそれだけです。



仲が良い夫婦だって、喧嘩をすれば相手を罵倒するかもしれません。



でも、それを子どもに聞かせるのはある意味虐待なんですって。


親として、完璧でなくても良いので、子どもの親(パートナー)の悪いところとか愚痴とか、話せる時が来るまで忘れておきましょう。
そうすれば、子どものほうから聞いてきてくれるときが来るものです。

そう言えば、あの頃大変だったのよ。私頑張ったのよ!
とか、
そうそう、あの頃ヤバかった!俺頑張ったんだよ!

なんて、1杯やりながら話せる時が来て、子どもながらに「知ってたよ」なんて思っていたこと話してくれるかも。

でもそれは、その時まで熟成してたからできること。


まだ子どもが育ちきっていない時にしてしまうと、逆効果。



子どもと1杯やりながらを、想像しながら今を過ごしましょう。(アルコールに限らず、ゆっくり何かを飲みながら語れる日は来ます)



そしてパートナーの大切に思える部分を、今現在、子どもに伝えつつ、あなたがどれほど子どものことを大切に想っているかを伝えましょう。


子どもは、まだまだ以心伝心よりも言葉で欲しいのです。


子どもは、それぞれ心に愛の言葉のコップを持っています。それに、たくさんの愛の言葉が溢れたら、以心伝心できます。


何歳でいっぱいになるかではなく、親がどれだけそのコップに貯められるかです。


愛のない言葉はそのコップをどんどんひび割れさせます。


あなたの親としての役割のひとつに、子どものコップを溢れさせる為に愛の言葉をたくさん伝えるというのがあることを、心においてくださいね。


そして、できるなら、我が子だけではなく、我が子の周りにいる子どもたちにもコップいっぱいにできるように、伝えていきましょう。
(できるなら、昔々子どもだった人にも)


たくさんの人の愛のコップが溢れますように。