ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

親の居場所

昨日、子どもの居場所の事を書きました。

さて、親はどうでしょう?

専業主婦·主夫だと、家庭だけになりがちです。

昔、公園デビューなどと言う言葉がありました。
子どもの成長に合わせて、お出かけすることで、そこに居合わせる同じような親子と仲良くなることで、居場所となる人々と出会っていくのです。

そして更に子どもが園に通い始めたり学校に行くと、PTAなどで、自分の選ぶ居場所ではなく、作られた居場所ができていきます。


さて、それは自分の望む居場所でしょうか?


適応力のある人ならどんなところにいても、ドンドン適応していくでしょう。
でも、すんなり適応したとしても、望む居場所でなければ、チャッチャッとその場のやるべき事を済ませて帰る事ができます、

それは居場所とは言えません。


今は、小学校や中学校でのPTAに [おやじの会] なるものができているそうです。

PTAでの父親や母親の活躍は、一見親が頑張っている感じですが、それが親の居場所作りになっていることもあります。


子どもの関わりのある場所で、親が活躍するのも悪いとは言いません。
しかし、そこでの頑張りはあくまでも子どもの為にであって、親自身の楽しみにするとどうでしょう?

子どもが卒業しても親が居座り続け、子どもの後輩である親たちが居づらくなってはいけません。

しかし、そこで居場所を求めてしまったらなかなか引けなくなるのです。


家庭と子どもの学校などでの居場所。

これでは2つですよね。

親も3つの居場所を確保することが必要なのです。

家庭と子どもの学校などともうひとつ。
すると、子どもの学校などを手放して、何かもうひとつ探してみようとなるのです。

ですが、家庭と子どもの学校などだけになると、ひとつ欠けてしまうと、残りひとつだ!と不安になり、しがみついてしまいます。

もし、家庭に居場所がなかったら?
とても不安ですよね。


子どもも同じです。


まず、家庭に居場所があること。
そしてあと2つ何らかに居場所を確保する事。

とても大事なことなのです。


もし、その居場所が親に言えないとしても、「誰とどこに居る」と言えなくとも、あるならよしとしましょう。

ただし、年齢と共に言えない事を許容する事にしていくことが良いでしょう。
小学校時代なら、誰とどこにいるかだけは聞いておくだけにとどめるとかで、行ってはいけないなどは言わないで、帰って来たら、少しだけどんなことをしてのか聞くとか(聞くだけで意見は言わない)。
中学校時代なら、誰とどこら辺に行くか聞いて、帰って来たら楽しかった?と聞いて深く聞かないとか。
高校生以上になったら、どの辺だけ聞いて、ご飯はどうするの?作っとくの?とか……。

段階を各家庭で自分達の親子の形にカスタマイズして親も子も成長しましょう。


もちろん親も、自分の居場所をパートナーや子どもに伝えて出掛けましょう。
帰ったら、居場所であったことを話せるように。

家庭でのお互いの居場所であったことを話し合うことで、いろいろ共有しながら、成長していくと、子どもの成長は素晴らしいものになります。

もちろんあなた自身の成長にもなります。

人生を楽しみましょう。