子どもには満足する時間がそれぞれ違います。
大人でも違うのですが、大人は足りないと思っても、どうにかすることができる選択肢がわかるので、泣いたりわめいたりはしないです。
しかし子どもには、その選択肢がひとつも無いに等しいです。
なので、泣きわめくという手段を取るのです。
親は、親の感覚でもう満足するだろうと考えがちです。
そこで、ここでよくいう [観察] です。1度とにかく時間のある時に公園でも、家の中でも子どもの遊ぶ姿を観察します。
ブランコ 何分
滑り台 何分
砂場 何分
ボール 何分
等々
ひとつに何分かけるか、どれがすぐやめて、どれがなかなかやめないか、誰かが来るとやめてしまうのか、譲れないのはどれか、何分(何回)やっていたら素直に譲るのかなど観察します。
もしかすると、時間や回数ではなく何かをきっかけにしているとか、ルーティンがあるとか、毎回バラバラなら、何きっかけなのか聞いてみると答えてくれるかもしれません。
家のおもちゃも、ひとつ出したらひとつ片付けるように出きるのか、全部だしてごちゃごちゃにするけど、片付ける時は分けているとか、気が散りやすくて、何をしているのか忘れているとか、観察すれば子どもの行動が見えてくる……見極めることが出きるかもしれません。
見極めて、その子にあったやり方を工夫しましょう。
それから満足する時間がわかって、そろそろだからといって急かすように「もういいでしょう?」と何度もいうのは、満足値を減らしてしまうので、逆効果です。
言えばいうほど、まだ!まだ!まぁだ!!と、長くなります。
それから、満足できない時間しかないのに、やりたいと言われた時は、話し合いをしておきましょう。(話し合いができるとは限らないですが)
それができない場合は、サッサとその場を離れます。
その場で話し合いをしていて、やりたい!ダメ!と時間を使うなら、サッサとやらして移動するとかもありですし。
子どもには満足の時間=親に愛されていると感じることがあるのです。
満足できない=親に愛されていないと思われているのは、親にしちゃあ心外なので、満足できなかったかもしれないけど、親はあなたを愛していると伝えると、少しは満足するかもしれません。
子どもには、あなたがどんな状態でどんなことになっても、私はあなたを愛していると伝えることは本当に大切です。
何でもないときにでも、伝えておきましょう。
もしかすると、それで満足する時間に余裕ができるかもしれません。できないかもしれないかは観察してみてください。