ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

お片付け

片付けをするには、種類分けができて(整理)、それをどうすれば収納できるか(整頓)ができなければ、なかなか難しいのですが、できる人には何が難しいのか理解できないことらしいです。


子どものおもちゃを片付ける時、親は種類で分けようと [車関係] [ブロック] [人形]などで場所を決めてこれはココと指示を出します。

それが理解できる子どもは、素直に親の思う通りに分けて片付けられます。


しかし、子どもによっては、ブロックで街を作りそこに車を走らせ、人形で遊んでいることにより、全て同じ時に遊ぶものとして、分ける意味を考えず、一緒に入れてしまうということが起こります。

親は分けないことに苛立ち、子どもは何故分けなくてはいけないのかわからず、混乱する。


その場合、とにかく全部しまうことを優先するなら、一緒にかごなどに入れることに集中すると、片付けられるのですが、片付ける=整理整頓と考えるなら、まず片付けることを優先するのではなく、分けてかご(箱)に入れる遊びをすることが必要になります。


子どもによっては、種類分けが車・ブロック・人形と分けるのではなく、色別にしたい子どももいるかもしれません。

この車にはこの子が乗るからと片付ける仕分けを考えるかもしれません。


親の思い通りに片付けて欲しい場合は、片付けという言葉がけではなく、車には車庫を、人形にはベッドを用意(絵を描くとかでOK)しておき、そこに入れるようにするとか、片付けてある状態を写真に撮り、これと同じにしてみようとか、誘導も必要になるでしょう。


同じブロックでも、色分けなのか、大きさわけなのかで変わってきます。


子どもがどう考えているか、察知(観察)して、それを生かして巧く誘導できれば、一番良いのですが。


片付けが巧くできない子どもは、できないことに苦しみますが、もし、それを生かした片付け方があったら、そこから初めて、ひとつずつできるようにしていくと、成長しますよ。


できないからと、全て手伝ってしまうと、大人になってもできないままで、とても困ることになりますから、そこを巧く生かして欲しいです。