子どもは、なにか得意分野を持って産まれてきます。
それをいち早く見つけられたら、とても楽ですが……。
親が音楽的にとても長けていても、実は美術の才能を持って産まれた子どもがいたとします。
しかし、親はきっと音楽に才能があるはずだと、小さい頃から音楽を習わせたりするでしょう。
そして、そこそこできてしまったら、ずーっと音楽的に才能を伸ばそうとするでしょう。
ある時、子どもは絵を描いたりなにかを作ったりする楽しみを知ったら、そちらに魅力を感じるかもしれません。
その時、親は?
今まで育てた音楽的才能にしがみついてしまえば、せっかくの美術の才能を潰しますが、潰している自覚はありません。
子どもには、たくさんの体験をちょこちょこさせてみるのか、ひとつの事をずーっとさせるか、それは、その子のタイプと親の勘ですが、いつでも、ちょっと休んで別の事をできる余裕を持ってもらいたいなと思います。