自己肯定感を高めよう!みたいな世の中になって来ています。
低かったらダメなのでしょうか?
以前にも書きましたが、自分は自分で良いと思うことが大切なのです。
低いとか高いではなく、備わっているかなのです。
いいえ、赤ん坊はみんな自己肯定感を備えて産まれてきます。
備えがどれほどなのかは、その子によりますが。
その子の備えている自己肯定感を削いでいくのが、人格否定の言葉です。
「ホントにダメな子ね!」「いつまでもダメな子ね!」「嫌な子」「要らない子」など、人格を否定することは、その子の自己肯定感を削いでいきます。
例えば、
片付けができない子だとします。
片付けができないのがダメであるのですが、その子がダメではないですよね。
究極に言えば、その子が一生片付けができない場合、お金を稼いでハウスキーパーを雇えば「片付けができている部屋」にはいます。それなら、できない片付けを頑張るより、お金を稼げる事を頑張れば良いのです。
できない事を責め続けるより、できることを伸ばせば良いのです。
実は、できることを伸ばしていると、できない事が少しずつできるようになります。
しかし、できないことを責め続けていると、できることもできなくなっていきます。
それが自己肯定感を、備えていられるか削がれるかなのです。
高めるとか低いとかと同じようで違うと思うのです。
親なら、子どもがくじけている時でも、くじけている理由がどうでも、「キミが好き」と、人格を否定しないでほしいと思います。