ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

節分の鬼

もう少ししたら節分です。

鬼は~外、福は~内と豆を撒きます。

鬼がいるかいないかは、それぞれの家庭の考えによります。
それはクリスマスのサンタクロースもです。

恐怖と夢は、見えません。

それを無いとすると、愛も希望も友情も見えないので信じられないかもしれません。


それを踏まえて、考えてみてください。


サンタクロースは、子どもが喜ぶからプレゼントを渡すけど、鬼は虐待みたいだから、どうしよう?


言うこと聞かないから、鬼に電話して来てもらうよ!とスマホに向かうと泣きながら言うこと聞いてくれるんだけど、これは虐待?


これから節分の鬼が来ることもありますが、その時、親がどう接するかで虐待になるかならないかがわかれると私は思うのです。


子どもが恐怖で泣き叫んでいても、親が(鬼の正体を知っているからと)笑っていたら、子どもはどう思うでしょう?

親は、不意に子どもが襲われれば身体を張って守るのですが、わかっていると、可愛くて微笑ましくて笑っちゃうのですが、それ、子ども側で感じてみてください。虐待ですよね。

鬼が来て、子どもが泣き叫んだら、正体を知っていても、身を挺して守ったら、子どもはどう思うでしょう?頼もしいですよね。


鬼やその他、子どもが恐怖に陥ったら、守る事を第一にしてください。
強い子になってほしいからと、自分で頑張らせたら、強い子どころかものすごい怖がりに育つかもしれません。
守られる経験を経て、強くなるのです。


それは一回守られて強くなれる子と、何回か守られないと強くなれない子がいます。

だいたい、早く強くなりなさいよ~と思っている親は、守っていると思っていても、その子は親の腕の中で泣き叫んで、守って!と思っています。(守られていないと感じている)
だから、強くなれないのです。



親は、怖い鬼が来ても今は親が守るけど、自分の中の鬼は親でも守れないから、自分は自分で守りなさいね。と、教えてほしいです。


たまに、怖い鬼からいつも親が守ってくれると、自分は大丈夫だと親頼み(人任せ)になる子どもがいます。
そういう場合は、鬼役に頼んで守っている親を襲ってみてはどうでしょう?
様子を見て、(虐待にならないように)親を離してくださいね。
もし、そこで子どもが守ってくれたら、鬼は負けて退散。
もし、泣き叫んで何もできないようなら、親が力を振り絞って鬼を追い出しましょう。そして、いつも守れないかもしれない~危なかった~、と演技しましょう。

子どもにもよりますが、それで頑張れる子もいますが、泣き叫んで何もできないようなら、時を置いて、どう思っているか、どうすれば頑張れるか聞いてみましょう。(親がいないとダメと、言うなら一緒に戦おうと、言ってみるとか)


ただ、泣き叫んでいる内にトラウマレベルになる子もいるので、その辺りは、様子を見てフォローしましょう。(もしトラウマになってしまってその話をしたくないようなら、無理にしてはいけません)



様子見しながら、「一番怖いのは自分の中に鬼がいること。それを追い出せないこと」と、理解させるようにしてはいかがでしょうか。