ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

本能を過剰に刺激しないように

あなたは、本能を大切にしていますか?
人間には本能と理性を持ち合わせています。

本能だけに片寄っていると、犯罪になってしまうこともありますが、本能的に避けて助かることも多々あります。
本能的にヤバい!と避けて、事故を回避できたり、子どもに何かあった?と察知できたり………。

様々あるのですが、その本能を刺激過ぎると心を壊してしまうこともあるのです。


本能のなかで、恐怖・ネガティブ・焦りの3つが必要以上に刺激されてしまうと、自分がやるべきコトもできなくなるのです。



恐怖本能を特に刺激してしまうのは
暴力・拘束・毒に対してです。

自分が暴力を受けているだけでなく、誰かが暴力を受けているのを見続けていても、意気消沈してしまいます。
狭い場所に閉じ込められたり、手足を縛られるなども、ある意味暴力と同じです。
毒は味がしない・見えないなどの恐怖からの不安も心を疲弊させていきます。

そのような状況に長時間さらされないことが大切ですが、暴力は一番身近な影響の及びやすいものであることであると、親御さんは注視して、我が子の笑顔を守りましょう。


ネガティブ本能を特に感じるのは、
悪いことばかり見聞きして、それに引っ張られてしまう時です。
一番こわいのは、親がネガティブ発言を子どもに浴びせ続けることなのですが。
その他にも、例えば東日本大震災の時に、毎日津波の被害や犠牲者のニュースばかり見聞きしていただけで、現地から離れたところの人々が心を病んでしまった事があるのです。

それに続いて、
焦り本能を感じてしまうのは、大変危険な状況になることがあります。

「今すぐ!何かを!」と思えば思うほど焦ってしまうこと。
そして、早く早く!と焦らせば焦らすほど、気が急いてしまって何もできずに思考停止してしまうのです。




恐怖とネガティブと焦りで、思考停止してしまうと、人間の感情までも失ってしまうこともあるのです。

虐待を受けている子どもにその傾向が見受けられると、最初は親に愛されたいからと反抗していないから、感情を失い生きる意味もわからなくなるのです。



もし、そんな状態に陥りそうなときは、まず、焦りを止めるために深呼吸をします。
そして、ネガティブ情報を遮断します。

それから、何かを飲むか食べます。
できれば、温かいものを。
そして落ち着きます。(落ち着こうと努力します)

そしてもう一度、目を閉じて深呼吸をして、目を開けたら、目の前でできることをひとつします。

今、食べたもの飲んだものを片付けるだけでも良いのです。

それから、【できることを淡々とやっていく】のです。
やらなきゃいけないと考えるのではなく、今、目の前でできることを淡々と。


震災・災害・喧嘩・暴力・・自分がどうにもできないものの前では、理性を持つ。
本能を必要以上に刺激をしないことなのです。

落ち着いてできることをやるだけです。


それから、空を見上げて、口角を上げて、「私の心は壊さない。大丈夫です。誰にも壊させない」と微笑みましょう。


できればこれを、子どもにわかるように伝えましょう。


もし、災害があっても、いじめがあっても、戦争が起きても、自分の心を壊さなければ、何度でも立ち上がれるのです。

できれば、家族でチカラをあわせて協力体制を作りましょう。


あなたの心を壊せるのは、誰もいない。
例え落ち込んでも、ここに書いてあることを何度も読めば、立ち上がれるのです。

私はあなたの立ち上がる姿を信じています。