ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

毒になる人間

少し前から【毒親】という言葉があります。

子どものことを思っているようで、実は自分(親自身)のためだけに思考行動していることを認知していないのです。


毒になるのは親だけではありません。


毒になる人間は、様々なところにいます。



自分が誰かの毒になっているのか、考えてみましょう。

子どもがこうなってくれたらいいと考えるのは、毒になりかけです。

子どもが自分で選んだ道を進めるように、見守るのが毒ではない親です。

例えそれがイバラの道でも、子どもが選ぶなら、応援しましょう。



では、自分が子どもに対して毒ではないと確認できたら、子どもの周りの毒になる人間を探しだしましょう。

しかし、あの子とは遊んじゃいけませんと言うのは、やはり毒発言です。

そういう時は、どの行動が良くなくて、どう対処すれば良いか、子どもと考えましょう。


昔、息子の同級生に人のものを勝手に持っていってしまう子がいたので、自分のものは手放さず、必ず身につけておきましょうと対策しました。持ちきれないものは持って遊びに行かないと。

息子だけは、何も持っていかれませんでした。
が、ある同級生の親からゲームに関する高額なものを持っていかれて、それを後日、他の子に自慢して見せびらかして持っているとこを目撃しているので、どうしようと相談されました。ですので、親同士で話し合いしかないのでは?とアドバイスしました。
小学三年くらいだったと思います。

親同士で話し合うと、最初はうちの子はそんなことはしていない!と激怒されたようですが、子どもの部屋からはボロボロと、(訴えた)その子のおもちゃと高額なものが出てきたそうです。
しかもその子の名前を書いてあったところをマジックインキで消すという悪質な状態で。

うちは、悪い噂があった時点で1度もうちに入れて遊ばなかったのですが、その子は近所だからと家で遊ぶのを許していました。しかし何回も持っているとこを見て、返してと返してもらっていたそうです。

返してといった時点で家にあげなければよかったと、後から言っていました。


そのように、子どもの周りにいる毒になる人間には、必ず対処しておきましょう。

人を信じることは大切ですが、そんなところを目撃している状態で、対処もせず、高額なものにまでいって対処するのは、どちらの子どもにとっても、良くないですよね。


小学生の子どもがいじめられていると知った親は、子ども達が遊ぶ公園に行き、我が子をいじめている相手が1人になった瞬間にさりげなく近づき、「○○君?うちの子○○と同じクラスだよね?うちの子、なんかいじめられてるらしいんだけど、知ってる?」と言ったそうです。
もちろんその子は口ごもりながら「知らない………。」と答えます。
親が続けて「○○君、うちの子がいじめられてたら守ってくれないかな?キミ、正義感ありそうだから、頼める?」と。
その子はうつむき加減で頷いたそうです、

次の日から、いじめがなくなったそうです。


たまたま、その子の正義感に火が付いてくれたから、その後、その子はまっすぐ育ったそうです。


その子のタイプにもよるので、この対策が良い方向に必ずいくわけではないですが、いじめている子を責めるよりは、正義感を焚き付けるのもひとつの方法と知っているのは、良いと思うのです。


毒になる人間を見極めて、毒を薄めるのです。
毒が薄まれば薬になります。

薬も濃くなりすぎると毒になるのです。

時々、自分の思いが濃くなりすぎていないかの点検もしましょう。