ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

しつけのため?

よく「しつけのためにやった」と虐待している親がいますが、その「しつけのためと」と「虐待」の境目はどこでしょう?


ある母親が息子(3~5才頃)に悪いことするとぶっ飛ばすよ!とふざけていつも言っていたら、息子がふと、「ぶっ飛ばすってどうなるの?」と聞いたそうてす。
母親は、えっ?っと驚いて、キョロキョロしたらさっき畳んだお布団が目に入り、その前に息子を連れていって、「こうやるんだよ!」っと柔道みたいに足払いからの腰を使って、息子を空中に舞わせて、積んであった布団の上にドサッと落としたそうです。
その息子さんが高校生くらいの時に「お母さんに逆らうと、3メートルくらい投げ飛ばされてしまうんだ」と友達に言っていたんだそうです。

お母さんは、「イヤイヤ、うちの部屋3メートルもないでしょう!(笑)」と笑っていました。

確かに、それをやってから、イタズラしても、悪いとされることを考えるようになったんだそうです。
これをやったらぶっ飛ばされるけど、こっちなら大丈夫みたいな。



これは、虐待でしょうか?

投げ飛ばすことは、虐待でしょう。

ですが、布団の上に落として怪我のないようにすることは?


では、怪我をしなければ良いのでしょうか?

身体に何事もなくても、心を傷つけるのは、虐待です。



よく、自分がされて嫌なことはしないことと言われますが、虐待されて育った親は、されてきたしそれ以外をどうすれば良いのかわからずに、同じことをしてしまいます。

虐待の連鎖と言われるやつです。


どうして良いかわからなくて、苦しくなって児童相談所に相談したら、隔離されて一年以上会わせてもらえない状況になったお母さんがいました。

虐待を疑って通報されたうちは、返せと言われるとホイホイ返して、そのお母さんは、なんだかんだと、返してもらえないと泣いていました。


最悪な場合は、児童相談所ですが、そんな時の為に、近所とかの誰かと話せるようにしておきましょう。

しかし、誰が味方になってくれるかはわからないので、数人顔見知りから初めて、世間話をしておきましょう。
直感を信じて、世間話している時に助けてもらえるかどうか、感じておきましょう。
きっと助けてくれる人はいます。

ですが、その人が「しつけのために暴力を使う」と言い出したら、全力で逃げてください。


子どもと自分を守れるのは、あなたしかいないのですから。