時々、子どもに(子どもじゃなくとも)怒るときに「言わなくてもわかるでしょ!」って言ってる親(大人)がいます。
それから、「昔は教えなくともできるようになっていたもんよ」とか言う大人もいます。
昔と今では何が違うのでしょう?
まず、情報量。
それからスピード。
そして、子どもを囲む大人の人数または質。
昔と今の情報量とスピードは、ものすごく違いますよね。
もう情報過多と言われるほど。
それでも「情弱……じょうじゃく=情報弱者=情報を自分で受け取れない者」と言われてしまうのです。
そして、その情報がものすごいスピードで溢れていって、更には嘘も間違いも多々混じっています。
溢れすぎて、何を見て何を聞いて良いのか迷ったりわからなくなることがあるのですが、そこをわからない大人が多くなっています。
そして、子どもを見守る大人が少ない…または…質が悪い事が多いのです。
親が一生懸命育てているのに、横から余計なこと言ってきたり。
以前、子育て用のハーネスを「犬みたい!可哀想!」と知らないおばちゃんが言ってきて、しきりに「可哀想!」と繰り返され傷ついたお母さんに相談されました。
どうしても子どもが急に飛び出したり、手を繋いでくれないから、つけたのにやっぱり可哀想なんでしょうか?と。
私は、子どもを大切に思うからこそのハーネスであって、命を守っているのですから、そんなどこの誰だかわからないおばちゃんの言葉に傷つかなくても良いんです。
その場でハーネスやめて飛び出して車に轢かれたら、おばちゃんは「何で繋いでおかなかったの!」って言いますよ。
「飛び出して命を落としたら、責任取ってもらえますか?」と言ったら「飛び出さないようにしつけなさい!親でしょ!」と言ってきますよ。そういうおばちゃんなんです。
言いたいだけおばちゃんなんです。
むかつく必要は無いし、無視で良いんですけど、どうしてもなんか言いたかったら「そんな考え方しかできないんですね。可哀想に」と心の中で言ってニッコリしておきましょう。
心の中で言うのが大事ですよ。
言いたいだけおばちゃんなんですから。逆上して更にあなたを傷つけてきますから。
そう答えました。
子どもの命を守るためなら鬼にでもなるのが親ですから。
そんな可哀想なんて言う人は、無視です。相手しなくても良いんです。
そういう質の悪い大人が多くなっています。
そんなのは無視して、質の良い大人を見極めて、子どもを育てる環境を良くしましょう。
で、子どもには、子どもにわかる言葉で伝えましょう。
何歳であっても、その子が理解できるように。
2歳でも5歳でも小学生でも大学生でも、その子が全てを理解できるように、伝えましょう。
2歳の子に、大学生と会話するように話しても理解できるでしょうか?
5歳でも、場合によっては2歳の子に伝えるようにすれば伝わるのに、5歳だからと言って5歳への話し方をしても理解できなければ、何もならないのです。
その話は子どもにとっては、さっきの言いたいだけおばちゃんみたいなものです。なんだかわからないけど、傷つくだけなのです。
さっきの言いたいだけおばちゃんが、言えば良かったのは「その紐があればこの子の命が助かるのね。まさに命綱ってやつね。早くその紐が無くても安心できるようになると良いのにね!それまではしっかり繋いでてね!」でしょうか。
それなら、親はしっかり繋ぐでしょう。
言葉は大事です。
しっかり伝えましょう。
エスパーじゃないのですから。