ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

親子も夫婦も 結局は人間関係

「兄弟姉妹の中でどうしても○番目の子だけ、なんか合わないんです。なんか育てにくいんです」と言われる親御さんがいました。


それは、自分の嫌なところが反映しすぎていたのです。

その子は何も悪くはないのですが、親御さんが自分自身の欠点(嫌いなところ)をその子の中に見てしまい、嫌だなぁと思っていただけなのです。
その子は自分がよく見ている親の癖をコピーしているだけなのです。


我が子に限らず、なんか嫌だなぁと感じる相手を観察すると、自分の嫌な面の完全コピーだったりします。


そうじゃない!と思う場合ももちろんあります。


人間関係問題で、相性は必ずあります。


親子であっても、兄弟姉妹であっても、夫婦であっても、それはすべて人間関係なのです。

そして、人間関係に大切なのは、距離感です。


親は子どもに「みんなで仲良く」と言います。もしくは半ば強制的に。


しかし、どうしても仲良くしたくないと思ってしまう関係があるのです。
でも、「みんなで仲良く」の呪縛がぐるぐるとまとわりついてしまうのです。




さて、それではどうすれば良いのでしょう?

それは、嫌いでも嫌でもわざと攻撃せず、距離を保って付かず離れず(もしくはより離れて)何事もなく過ごせれば一番良いのでしょう。




学校では、気になって気になっていじめてしまう子もいるのです。
そういういじめもあります。



すべては人間関係と思えば、親子関係も兄弟姉妹関係も夫婦関係も親戚関係も、距離感だと気づきます。


急にはうまくいかないかも知れないですが、日々距離感を考えて過ごせば、上手く行く日が必ずきます。


なんか上手くいかないなぁと思ったら、相手を違う立場として考えてみましょう。
例えば、
我が子を近所の子だと思うとか、
パートナーを上司だと考えたり
子どもの担任を会社の部下ととらえるとか………。

もちろん、考えるだけです。

相手の立場で考えるところを、ちょっと変えるだけで、新たな一面が見えてくるかもしれません。(自分の考えの癖を理解するだけで変わるのです)


我が子がイタズラをやめなくて困った時、近所の子だったら、どう思うのだろうとか。
パートナーが同姓の上司(または部下)だったら、どう伝えるか。

そんなふうに考えるだけで、考える角度が違って見えてきて、距離感が変わっていきますよ。


距離感に困ったり悩んだ時に、ちょっとやってみてください。