子どもは親が大好きです。
親に嫌われたら生きていけないと本能で知っています。
さて、例えば、
親が大切にしているものを、子どもが見てみたいと思い、手に取るときに誤って落として壊してしまいました。
子どもはどう思うでしょう?
壊したと言ったらどうなるかを、まずは考えるでしょう。
親がなんで壊したの!?大事にしてると知っているでしょ!?と言われそうだと思ったら?
隠したら気づかない?
知恵がついてきたらそんなふうに考えるでしょう。
まだ知恵がついていない時は泣きます。どうして良いかわからない時はとにかく泣くのです。
その時の親の対応で、知恵がついていくのです。
子どもは悪気があって、やらかすことは知恵がつく前は無いのですが、やらかした後に知恵がついていくので、知恵がついてからやらかした時に、どちらに転ぶかは、親の対応でつく知恵から決まっていくのです。
桜の木を切って正直に言ったから、怒られなかったと言う話があるように、どう対応するかです。
1
悪いことをした。怒られたくない。
正直に言ったら怒られた。
次は正直に言わないと決心する。
2
悪いことをした。怒られたくない。
嘘をついてやってないと言った。
嘘がバレてめちゃめちゃ怒られた。
次は……嘘をつかない?もっと上手に嘘をつく?
3
悪いことをした。怒られたくない。
正直に言った。
今後注意しなさいと言われた。
怒られたわけではなかった。
次からは気を付けよう。
その他のパターンもあるでしょうが、怒ればやめるという短絡的な考えは、本当にやめているのかわからないですよ。
よくある恐怖で支配すればやめるという考えは、その支配バランスが崩れた時に、自分が恐怖で支配されても良い場合だけです。
子どもが嘘をつくのは、親がそのように育てているからだと、私は思っています。