ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

親の嘘 子どもの嘘

親は子どもの嘘には敏感ですが、自分が子どもに嘘を言っている自覚はありません。


子どもが嘘をついてくると、イライラするかもしれません。
何故嘘を言うのか、わからないからです。
そして、自分に嘘を言っていることにより、信頼関係が崩れるからイライラするのですが……。


親は気づかずに子どもに《 嘘 》を使っています。

一番多いのが、小さい時に「後でね~」と言って、子どもが待っているのに、延々続く《 後でね 》の約束が果たされない時、子どもはそれを嘘とは気づかずに、親の言うことを信じられないと心に刻むのです。

時と場合とか、嘘も方便とか、大人は巧く使い分けますが、それを見て聞いている子どもには理解されず、親の姿を見て自分なりの時と場合・嘘も方便を使うのです。(それが大人のように器用にできていなくともです)



例えば、
誰かと何かを楽しそうに話していたのに、誰かが居なくなった途端、その何かを愚痴ったり、手のひら返しで逆の顔を見せてしまったりするだけでも、それを見ている子どもはそれを《 嘘 》と思わず、同じことをしても良いと思うものなのです。



大人は、そんなこと《 嘘 》とせずに、御愛想で巧くやろうとして作り笑いも辞さないのですが、意味のわからない子どもはそれを《 嘘 》と思わず習得し、自分なりの理解で使いこなす途中で《 良かれと思って 》親に使うのですが、めちゃくちゃ怒られると、子どもは不信感を抱きます。
自分(親)は使っているのに、何で?
ってなるのです。


ここに気がつかない親は、うちの子嘘つきだわ!このまま育つと危ない子になるかも!っと、我が子を危険分子と決めつけてしまうと、そういう方向に育ってしまいます。


なので、子どもが嘘を言ったとき、その背景を考えましょう。

大概、親を気遣っての誤った嘘か、自分が怒られたくない自己防衛の嘘なのです。


どちらでも、正直に言えば良いと伝えれば、次から嘘は言わないでしょう。

その前に子どもの前では嘘または嘘になるような状況を見せないことです。


気を付けましょう。