聞いた話で恐縮ですが、ある人が知人の子どもが悪さばかりしているけれど、ふとしたことでなにやら手伝ってくれたので、「ありがとう○○くん」と言ったところ、ものすごくびっくりしていたのだそうです。
その知人(親)がその子に「ありがとう」と言わないでしょうと。
私も、昔にも同じような経験がありますし、いろいろ聞く話で、びっくりするほど、親に「ありがとう」も「素晴らしい・素敵(などの表現)」言われないんだなぁと、そっちにびっくりしました。
昔に息子の同級生(中学)とかでも、親が我が子のできないところばかり注目して、怒ったりマイナスなことばかり言っていて、なんで?と思ったことがあり、その子たちに「○○くんっていつも姿勢が良いよね~」とか「✕✕くんって、後輩の面倒見が良いね~」とか、「○○ちゃんて字がキレイ!」とか「✕✕ちゃんって、笑顔が良いね!」とか、普通に声掛けしてたら、なんとなく寄ってきた子が多かったんですよね。
で、ある子が「(息子の名前)のお母さん(私)って、かあさんと違っていつも褒めてくれるんだよ」とお母さんに訴えていたんですけど、そのお母さんが「え~だって、褒めるとこないじゃない~」っていうので間髪入れずに「えっ?いっぱいあるよ!どこ見てんの?!」ってつっこんじゃいました。
これは約9年前の話ですが、その頃から、実感していました。
かといって、我が子をベタ褒めする親もいるんです。
なにをしても、どんな状態・状況でも、盲目的に「あなたは悪くない(相手が悪い)」のように、褒めると言うより、全て悪いのは相手で、あなたは悪くなくて、やったことは素晴らしい事なのよみたいな。
すると子どもが勘違いして、なにをしても、自分は悪くないとなるのです。
我が子の良いところをたくさん見つけられる親と、
我が子の良いところを全く見つけられない親と、
我が子を盲目的に勘違いさせてしまう親、
あなたはどれでしょう?
そして、どの親の子が伸びるでしょうか?