ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

親が信じるべきものは子ども自身

少し前に、目の前の子どもを信じてくださいと、書きましたが、ふと思ったので、更に書いていきます。


親になると、可愛い可愛いで、子どもを見ていられるのは1歳~3歳くらいまでかもしれません。


1歳過ぎると、発達具合に目が行き、歩く・話す・意思の疎通・など育児本や、周りの子どもと比べたりする親が増えてきます。


息子が1歳くらいの思い出(?)
電車に乗っていたら、隣に同じくらいの子どもとママとババ。
同じくらいですね~と話しかけられて、少し話していたら、急にババが○○くん!じゃんけん~ポイ!と。
反射的にチョキを出す○○くん。
勝ち誇ったようにババが、うちの孫はチョキを出せるのよ~と。
もちろんうちの息子はキョトンとしています。
じゃんけんしてないなぁと私。

お相手のママは、人と比べるのは良くないと、ババにさりげなく言っているのに、ババは○○く~んじゃんけん~ポイ!とチョキを出させるのをやめません。(反射的にチョキを出しているので、じゃんけんを理解していない模様)

負けずぎらいの私は、息子に「カエルできたよね~見せてあげれば?」と。
両手の指を組み合わせて作り出したカエル。
息子は「ゲコゲコ」と口にあたる指を動かします。

小さいお手々で作り出したカエルは可愛くて、私の指のカエルとよく暇なとき、おしゃべりしているので、息子はスルリと作れるようになっていたのです。

ババはビックリ!口をつぐみました。

ママは、わぁすごい!と言ってくれたので、次はじゃんけんでチョキをできるようにしなくちゃね~とババをチラリと見ながら言っちゃいました。
ママは、きっとすぐできるね~すごいね~と息子に声をかけてくれるので、私は○○くんにチョキできるのすごいね~カエル作ってみる?と教えてみました。すぐにはできないけど、手を貸せば作れて、ババに見せていました。

ママに教えて、おうちでもやってみてね~と別れました。


降りるときババは小さな声ですみませんと。



我が子がちょっとでも他の子よりもできたら嬉しいという《 病 》って、我が子可愛さで発症します。

それが我が子を他の子と比べるスタートになり、そのまま気づかずにいると、我が子ではなく、我が子のできること(できないこと)に注視してしまう恐ろしい《 病 》に進んでしまうのです。

できないことをできるようにしなければと、躍起になればなるほど、我が子は苦しむことも知らずに。



では、親はなにを見るのでしょう?

親は我が子自身を見るのです。
我が子が笑顔でいるかどうかです。


親は我が子のなにを伸ばすのでしょう?

親は我が子の自身のモチベーションを上げるのです。
我が子がやる気出るようにするだけです。


大概の親は、我が子のやる気を良かれと思って、逆効果でへし折ることは簡単にやるのですが。


さて、あなたは、我が子のモチベーションを上げる為になにをしますか?