ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

怒らないから言って!

親って勝手なもので、子どもがなんか隠していると感じると、怒らないから言ってごらんと優しく言いながら、本当に素直に子どもが告白すると、「えぇッ!なんでそんなことしたのッ!」と怒り出すことがあるんです。

 

確かにそれが、怒られるべき事だとしても、「怒らないから」と子どもに約束しておきながら怒るってのはどうでしょう?

 

 

そんな時、どうすれば良いでしょう?

 

ひとつの例として、

私が息子によく言っていたのは「怒るかもしれないけど、言ってごらん。言わないで後で、ばれた方がむっちゃ怒るし、そういうことは必ずばれるよ」でした。

これは隠し事の場合です。

 

目の前でやめなくてはいけない事の時は、「もうやめなさい。怒るよ!もう怒ってるけど!」でしたね。

 

 

まぁ、私の場合は、心から怒っているわけではないので、冷静なんですけど。

 

カッとしてしまったり、イライラすると怒ってしまうので、冷静な状態の時に(怒りが頂点に達するけっこう前に)言うのです。

 

 

小さければ小さいほど、仕方ないとかで親が我慢してから怒るので、爆発するのです。

 

だから「怒らないから言って」っていう時は、冷静な状態で、どんなひどい告白だったとしても、受け止めてからと覚悟を決めてから聞きましょうよ。

それ以外は「時と場合は怒るけど、言ってごらん」とお互いに余裕を持てるジョークを挟むか、それくらいのコミュニケーションの間柄になっておきましょう。

 

それができてなかったら、素直に「怒ります」と宣言しても聞きたいとお願いしましょう。

でも、子どもには拒否する権利はあります。怒られるなら言わないという権利です。

親にも聞く権利があります。

権利には義務が伴うので、相手の権利を受け止めるという義務が有ることを親は理解しておきましょう。

 

なので、一旦[ 聞かない ]という状態を受け入れて、子どもの権利を受理します。

それから、言えるようになった時、言ってもらうように伝えておきましょう。そして、辛抱強く待ちましょう。

 

もし、言ってくれないという選択肢を子どもが選んだら、あなたは子どもに「最後までちゃんと聞いてくれない」と思われていると、猛省してください。

 

そしたら、最後まで話の腰を折らずに聴くことを心に刻み付けて、聴きましょう。

 

[  聞く  ]でも[  訊く  ]でもなく【聴く】で。

 

子どもがたくさん話してくれる親ほど、将来安泰なのです。

 

もし、たくさん話さない子どもは、親に[  訊かれる  ]だと思っているのかもしれません。

これはかなり辛いですよ。

 

しかも良かれと思っている親ほど。

 

自分の《 きく 》は、どの漢字なのか、子どもにどう感じられているのか、考えながら聴きましょう。