子どもがなんか失敗したとします。
例えば、
お手伝いして運んでいた食器を、落として割ったとします。
その時、なんで割ったの?と原因を探れば、よそ見していたとか、片手で持っていたとか、わかります。
よそ見はしない。
片手では持たない。
が、それを探ってそこを直すとしても、新たに原因がどんどん出てきたら?
よそ見はしてなくて、両手で持っていたけど、ふざけて躍りながらクルクル回っていて、目が回って倒れたからとか……。
それより目的を、食器を片付けることを一番に優先してと、伝えたら、原因になることをせずに一番に優先して片付けるのではないでしょうか?
だって、それだけをしましょうと、明確ですから。
その目的の前に、アレしちゃダメ・コレしちゃダメ・ソレもダメ………数え切れないダメ出しをしても、片付けるの前に何か(原因)をしちゃうなら、永遠にダメ出しなのです。
それをするから片付けることに失敗するからです。(もちろん、原因があっても失敗するとは限らないのですが)
食器を片付ける前に何かをやらかして、失敗するのもひとつの経験なので、失敗を避けるのではないです。
失敗してはいけないのではなく、失敗を繰り返す時に、原因探しするだけだと繰り返し続けますよという話です。
原因論で、子どもの失敗を微妙に繰り返すことになった時に、子どもを責めるのではなく、目的論で、解決できるかもしれませんよというお話でした。