前に書いたと思うけど、小さい子は否定文が耳に入らない脳の構造だと思ってください。
机の上に登らないの!
と注意されてダッコされて降ろされても、10秒後にはまた登っている。
それを何回も何回も繰り返し終わりがない。
そんな時、降りて!と自分で降りてもらうと、2~3回繰り返したら自分で降りると理解して登らなくなる。(何人も経験済み)
このように肯定文で注意するとわかりやすいのです。
否定文の「~~しないで」の前までしか聞いてないみたいに、ほぼほぼやりますね。(何人も経験済み)
と、いうことは、~~しないで!を親が肯定文に直す練習をして、とっさに否定文で言うところを肯定文にできたら、かなり有効だと思うのです。
肯定文で育てると、素直に育つと思っています。
では、練習です。
よそ見をしてしまう時には、なんと声をかけますか?
よそ見しないの!
前向いて!○○見て!
何かを壊してばかりいたら?
壊さないで!
直してね。
ゲームばかりして宿題しない時は?
ゲームばかりしてないで宿題しなさい!
宿題はいつやるの?
これは変化球です。
ゲームを否定せずに、やることをいつするのか聞くだけです。
後で~とか言うかもしれないから、何時?と聞くのです。加えて「それ聞かないとムズムズして、早くやりなさい!とか言っちゃいそうだから、教えて」と。
すると、親の早くやりなさい!を止めたい子は必ず教えてくれます。
教えてくれない子は、肯定文が足りない子なので、他のところでたくさん肯定文を使いましょう。
その他にも、なるべく肯定文に直す練習しましょう。