子どもの成功を望むのは親なら誰でもだと思う。
しかし、子どもの成功が親の望みであり、子どもの才能ではない場合、子どもは成功できずに自分(子ども)の自信を失い未来を憂いてしまう。
そうなってしまってから、子どもの才能を探そうとしてもかなり難しい。
ある1部の成功者の話のようにして、学校に行かなくて良いとだけ言うのは簡単。
ある1部の成功者の話のようにするなら、学校に行かないときにどうしていたか、そこを目指さなければいけない。
エジソンも学校に行かなかった。
しかし、母親が毎日勉強を教え、子どもの才能に気付き、伸ばしたから、後世に名を残すほどの成功者になり得たのだ。
学校に行かずに毎日好きなことだけさせれば良いと、簡単に考えている親からは何も学べない。
読み書き計算……日本が誇れる識字率の高さはここにある。
だが、最近は識字特性(ディスレクシア)や、学習特性(LD)などで読み書き計算がうまくいかない子どももいるのです。
ならばどうする?
鉛筆をパソコンに持ちかえれば、読む・書くのが可能になるかもしれない。
暗算ではなく、計算機を使えれば計算はできる。
それでも読み書き計算が無理ならば、絵画・音楽・料理・スポーツ…何か秀でるものを探すのだ。
親が与えるのではなく、引き出すのである。
それができないのなら、簡単にうちの子は天才!とか親が有頂天にならないほうが良い。
昔々、ある人の子ども(中学一年生)が不登校になりかけたとき、
今で言うzoom会議みたいな授業なら良いのにと親と話していたのだそう。
その子は聴覚過敏気味で、クラスのざわざわや、不必要な音が気になりすぎるのだと言う。
私は、そういう(zoom)授業もアリだけど、この世は不必要な音だらけであり、避けてばかりはいられないのだから、たまに学校に来てうるさいなぁと確認するのと、授業終わった後のクラスメイトとの他愛もないおしゃべりを経験しておくのも悪くないと思うよと言ってみた。
その後、1ヶ月ほどしたらなんとその子は毎日学校に行っていると報告を受けた。
学校に行くと命の危険があるなら行かなくて良い。てか、速攻教育委員に駆け込む事案。
それ以外は工夫しよう。
親が子どものために工夫しなくては。
無理に行かすのではなく、その子その子に合うように。
親の頑張りどころですよ。