いつもいつも怒ってばかりのお母さんが、なんでうちの子怒られることしかしないの?と聞かれたことがあります。(来年小学生になるのに!と怒ってしまうのですって)
よく聞いてみると、
さわっちゃいけないものをさわる
乗っちゃいけないところに乗る
兄弟のものを取る(さわっちゃいけないもの?)
まだ食べちゃダメって言ってるのに食べちゃう
などなど。
えっ?ちょっと待って!
それって………。
赤ちゃんの時には、赤ちゃんの目の前に危ない物を置かないようにしていませんでしたか?
それなら、子どもがさわっちゃいけないものを子どもの手の届くところに置かなきゃ良いのでは?
乗っちゃいけないところには乗らない工夫すれば良いのでは?
兄弟のものもさわれないところに置けば良いのでは?
まだ食べちゃダメなら目の前に置かなければ良いのでは?
そう思って、そうお伝えしたところ、お母さんがとても驚かれて、「そうですよね!」と。
その後、全て対策してみたところ怒る事が無くなったそうです。
いや、その後怒る事があった時には、工夫をどうすれば良いのか即座に考えるようになったそうです。
子どもが親が怒りたくなるなにかをする前に、それをさせない工夫です。
小学生で宿題せず、ゲームばかりしているのは、1歳からiPadを渡して、自由にゲームをやらせていたからではないでしょうか?
これ、ゲームが悪いのではなくゲームするためのルール作りなど(親が勝手に作るルールではない)を決めずに、どうやってやることやってからゲームするとかも教えずにただただ静かにさせるために、自由にさせていたからなのです。(ちょっと偏見入っているかもです)
赤ちゃんから子ども、子どもから青年、そう成長するためには社会性を身に付けなくてはいけないのですが、親が社会性がないひとが多くなっていると言われています。
親が社会性を身に付けていなければ、子どもも身に付けられません。
環境を整える時に、親自身が社会との調和が取れているのか、少し考えましょう。
自分の主義主張は、ねじ曲げなくても良いのですが、社会と解離しているのかどうなのかは、自覚しましょう。
社会に無理に合わせること無く、ここは合っている、ここは違うと自覚することを子どもにも教えてください。
自分だけを中心に考えるのでも、振り回されるだけの考えでもなく、バランスよく、考えることができるようになると、周りのルールも理解できて、周りといざこざが減っていくのではないでしょうか。
しかし、まずは、子どもが怒られる原因を排除する工夫です。
子どもは、怒られてルールを守る事を覚えるのでは無いのです。
怒られる前にルールを守る事を理解させるのが先なのです。
親が一番先に工夫すれば良いだけの話なのです。
頑張りましょう!(私も含めての激励です)