ある夫婦の話
夫婦はそれぞれにあまり親孝行をしてこなかったと言う。
そして、それぞれに弟・妹という立場で育ち、それぞれに兄に対する親の態度を良く思っていなかったので、自分達の第1子を2番目の子ども(次男・次女)と思って育てよう!を合言葉にしたという。
それぞれに思う親の兄に対する態度とは、、、
有り余る親の一方的な期待を降り注ぐ
兄をすべての家族を越えて《王様》にしてしまう
そして、親を敬え!的な態度をすることである
そこで、夫婦は我が子を愛し・信じ、慈しんで育てた。多分そこはそれぞれの親と同じだろうが…
親にされて嫌だったことはせず、されたかったことをするように育てた。
すると、すくすく育った子どもの成長は、とても素晴らしいものだったという。
独り立ちして、地方で暮らしていた子どもが里帰りをして、さりげなく親孝行をするのですって。
自分達は、親孝行をろくにしていないのにと。
そして、やっぱり《育て方》なんだなぁと思ったそうだ。
自分達は、子どもの意思を最優先に・子どもの資質や特性を最善に育てただけなのだと言う。
私は、それを聞いて、親の意思で子どもの資質や特性を無視して、親の意向に添うように子どもを育てた親を見ていたからなのではないかと思う。
愛情のかけ方の違いをまざまざと聞いたような気がした。
あなたは、どう、育てていますか?