ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

子どもがゲームなどでズルをした時

負けず嫌いの子どもは、ズルをしてでも勝ちたいとなることがあります。

 

ズルはダメ!といったって、「いいの!」と言ったりします。

 

そんな時、冷静に「それ、いいの?」と聞きます。自分が勝ちたいがために「いいの!」というと思いますので、じゃあと同じズルをするのです。

 

「あ~!それダメ!ズル!!」って言われるので、「だって今、いいのって言ったじゃない?だから良いんだよね?」と確認します。

 

自分がやられないと理解しない子どもには、これしかないようです。

 

話せばわかると、ダメだよと良い続けるよりも1発でガツンと理解できるようです。

 

ただ、ダブルスタンダードの自分は良いけど他はダメ!というタイプもいます。

 

でも、

あなたが良いなら私も良いよね?

キミだけが良いってどうして?

そんなんで勝って嬉しい?

などでなるべく問い詰めることなく、子どもの気持ちを確認します。

 

自分だけが勝ちたい!と確認したら、もう一度ゲームをします。

 

その時は淡々として、終わっても淡々とじゃあ終わりねと。

 

勝った~!と喜んでる横で淡々と。

 

もしかすると、煽って来るかも知れませんが、淡々と。

「ズルしたら勝つのが当たり前だよ」と。

 

何回か繰り返すと、つまらなくなるはずです。

 

そこで、その子を抜かしてゲームをします。もしくは、ゲームをしているところを録画して、それを一緒に見て、楽しそうにするのです。

勝ったり負けたりする度に楽しそうに。

 

 

こういうことは、小さいうちに理解しておいてもらいたいものです。

 

もし、少し大きくなっていたら、なるべく早くズルしたら痛い目を見るとわかるように工夫して伝えましょう。

 

 

 

子どもにモノを頼みたい時

親が子どもに何か頼む時、さもやるのが当然のように頼むことありませんか?

 

「○○してちょうだい」

 

それに対しての返事がNoだった時の怒りはとどまることを知らぬかの如く、沸き立ちます。

 

 

しかし、それって人にモノを頼む態度でしょうか?

 

 

 

ある時、息子が軽いいじめを受けていた時に、公園でいじめをしていた子を見つけました。

私はその子に「うちの子○○って言うんだけど、同じクラスよね?お願いがあるんだけど…。あのね、○○、誰かにいじめられてるらしいのよ。もし誰かに意地悪されてたら、助けてやってくれないかな?」

するとその子は黙って頷いたので、「ありがとう!助かる!お願いね!キミ頼もしいね!」と、お願いしたのです。

 

そのつぎの日から、ピタリと意地悪いじめが収まりました。

 

 

 

まぁ、子どもに頼んだ時にイヤだという権利はあると、思っていないと烈火の如く怒りがわくので、断られたらどうするかまで考えていることが大事です。

 

いじめていた子がイヤだと、言ったら、「そうかぁダメかぁ。

じゃあ他の子に頼むね。キミが一番助けてくれそうだと思ったんだけどな…いいや。ありがとう聞いてくれて」と、切り上げてましたね。

 

 

それでも、きっとピタリと、止まっていると思いますので。

 

 

こうして、何か頼む時に頼られてるのか、じゃあやろう!という気持ちにするって大切だと思いますよ。

 

 

ちょっと気にしてみてくださいね。

 

 

人前で怒る時

子どもってけっこうズル賢いので、人前で怒るなんてしないだろうとたかを括って来ることがあります。

 

そんな時、空気を読んで怒らないと「やっぱりね」と次からもやらかします。

 

しかし。怒らなければいけない時に、どんな状況でも怒る親の子どもは、次からやらかさなくなります。

 

 

子どもは親の態度や思考を良くみているのです。

 

体裁やそと向けの態度と本音が違う親は、見られていますよ。

 

 

 

怒り方の違いで素直さが決まる?

子どもが何か悪いことをした時に、あなたはどう怒りますか?

 

例えば、ありがとうを言わなかった時に、ありがとうは?って言ってもむにゃむにゃ言ってるだけで、逃げるようにどこかに行こうとしてたら?

 

そもそも、ありがとうの強要をしないという親御さんにすれば、そんなことで怒らないのでしょうが、そういう場合は、自分のシチュエーションで考えてみてください。

 

 

ある親は「なんで言わないの?ありがとう・ごめんなさいと挨拶は大事っていつも言ってるよね?」と責め立てます。

追加で「ありがとうが言えないのなら、もうあなたのために何もやりません!」と宣言して追いたてたりもします。

 

 

さて、あなたがそんな責め立てられたり、追い討ちされたらどう思いますか?

 

 

考えない親は、そうやって責め立てたり追い討ちかければ、悪いと思って正すと考えているようですが、あなたがそうやられたら、悪いと思って正せますか?

 

 

寧ろ、嫌な気持ちでおへそが曲がりませんか?

 

そんなのより、例えば「ありがとうが言って貰えたら、嬉しいな」みたいな言葉だったらどうでしょう?

 

 

 

怒り方で子どもの素直さが変わるならば、どうすれば良いでしょう?

 

もし、責め立てられた方が性に合う子どもであれば、責め立てればいいでしょう。

 

あなたのお子さんはどちらでしょうか?

 

お子さんの資質に合う怒り方を見つけましょう。

 

 

 

人格を攻撃する人の方が終わってる?

たまに「あんたは何をやってもダメね~」なんて言う人がいます。

 

もしかすると、兄弟姉妹や誰かと比較したり「誰に似たの~」などと蔑んだり……。

 

 

そういう人格攻撃する人は、自分では気づいていなくとも。本当に人格が終わってると言っても良いと思いますよ。

 

 

そして、そんな人ならば、なにもしなくとも終わっていくので、放っておきましょう。

 

 

子どもの特性の見極め

小さい頃から夢中になっている

○○なら時間を忘れて集中する

いつもこれをやらないと…

などなど………。

 

 

子どものこだわりってありますよね。

 

それが小さいからってだけのもの(一過性)なのか、本当にそれが天性のモノなのか……。

見極めるのって難しいでしょう。

 

しかし、その見極める時に、親の趣味趣向が入ってしまうと、何故かスムーズに「これだな」ってなるものです。

 

 

子どもの特性を見極める時は、慎重にかつ充分に子どもを観察しましょう。

 

 

子どもの一生がかかっているのですから。

 

 

子どもの資質をうまく伸ばす

ある夫婦の話

 

夫婦はそれぞれにあまり親孝行をしてこなかったと言う。

そして、それぞれに弟・妹という立場で育ち、それぞれに兄に対する親の態度を良く思っていなかったので、自分達の第1子を2番目の子ども(次男・次女)と思って育てよう!を合言葉にしたという。

 

それぞれに思う親の兄に対する態度とは、、、

有り余る親の一方的な期待を降り注ぐ

兄をすべての家族を越えて《王様》にしてしまう

 

そして、親を敬え!的な態度をすることである

 

 

そこで、夫婦は我が子を愛し・信じ、慈しんで育てた。多分そこはそれぞれの親と同じだろうが…

親にされて嫌だったことはせず、されたかったことをするように育てた。

 

すると、すくすく育った子どもの成長は、とても素晴らしいものだったという。

 

 

 

独り立ちして、地方で暮らしていた子どもが里帰りをして、さりげなく親孝行をするのですって。

自分達は、親孝行をろくにしていないのにと。

 

 

そして、やっぱり《育て方》なんだなぁと思ったそうだ。

 

自分達は、子どもの意思を最優先に・子どもの資質や特性を最善に育てただけなのだと言う。

 

 

 

私は、それを聞いて、親の意思で子どもの資質や特性を無視して、親の意向に添うように子どもを育てた親を見ていたからなのではないかと思う。

 

 

愛情のかけ方の違いをまざまざと聞いたような気がした。

 

 

あなたは、どう、育てていますか?