負けず嫌いの子どもは、ズルをしてでも勝ちたいとなることがあります。
ズルはダメ!といったって、「いいの!」と言ったりします。
そんな時、冷静に「それ、いいの?」と聞きます。自分が勝ちたいがために「いいの!」というと思いますので、じゃあと同じズルをするのです。
「あ~!それダメ!ズル!!」って言われるので、「だって今、いいのって言ったじゃない?だから良いんだよね?」と確認します。
自分がやられないと理解しない子どもには、これしかないようです。
話せばわかると、ダメだよと良い続けるよりも1発でガツンと理解できるようです。
ただ、ダブルスタンダードの自分は良いけど他はダメ!というタイプもいます。
でも、
あなたが良いなら私も良いよね?
キミだけが良いってどうして?
そんなんで勝って嬉しい?
などでなるべく問い詰めることなく、子どもの気持ちを確認します。
自分だけが勝ちたい!と確認したら、もう一度ゲームをします。
その時は淡々として、終わっても淡々とじゃあ終わりねと。
勝った~!と喜んでる横で淡々と。
もしかすると、煽って来るかも知れませんが、淡々と。
「ズルしたら勝つのが当たり前だよ」と。
何回か繰り返すと、つまらなくなるはずです。
そこで、その子を抜かしてゲームをします。もしくは、ゲームをしているところを録画して、それを一緒に見て、楽しそうにするのです。
勝ったり負けたりする度に楽しそうに。
こういうことは、小さいうちに理解しておいてもらいたいものです。
もし、少し大きくなっていたら、なるべく早くズルしたら痛い目を見るとわかるように工夫して伝えましょう。