ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

多かった質問 食べることについて

親子教室の指導員をしていて、多かった質問、毎年聞かれる質問に「好き嫌いを無くしたい·たくさん食べてほしい·残さず食べてほしい·遊び食べをやめさせたい」など食に関するものがたくさんあった。

身体をたくさん使って遊んでいればお腹が空いて、たくさん食べるであろうが、子どもによっては、低燃費だったり、高燃費だったり。
好き嫌いも最近はアレルギーや味覚等の感覚過敏が関係する。

まずは我が子が、どのタイミングでどれだけ何を喜んで食べて、何を残したり、何を微妙な感じで飲み込んだりしたか観察してみよう。

ご飯時だけでなく、おやつや水分補給はなんだったかも重要。


それらを観察した上で……
たくさん食べてほしいと思っている場合
1日の食べた量を全部記録してみよう。
実は、ちょこちょこ食べていないかな?
ちょっと入れたらもういっぱいになってしまう子かも。そして補給をたくさんするタイプかも?
朝昼晩の間のおやつも小さい食事ってタイプかもね。

残さず食べてほしい場合
需要と供給があっていないのかな?食べたい量と食べてほしい量。
最初からたくさんお皿にあると嬉しいタイプと、少なめにしておいてお代わりするタイプ。
残したものをお弁当箱に詰めて、食卓から移動して、シート敷いてピクニック気分にしたら食べるかも?
工夫次第なので、我が子と楽しく相談できたらいいね。

遊び食べは、もしかするとママの真似かも?ママは、食事してても忙しく、お茶の用意だ、なんかこぼしたとか、席にずーっと座って無かったり、キッチンで立ったままちゃちゃっと食べたりしてないかな?
子どもと一緒に座って落ち着いて食べてみると、子どもも真似するかもね。


好き嫌いは、実はアレルギーか味覚過敏か触覚過敏かもしれない。

アレルギーであれば、アナフィラキシー(蕁麻疹や呼吸困難など)がでるので病院へ。
味覚·触覚過敏であれば、ベーッと出したり、無理矢理飲み込んでいる時に、味か感触かなど聞いて答えてくれたらいいんだけど。


私には、キウイ·メロン·松茸と、着色料のアレルギーがあり(喘息の引き金になる)、バナナ·トマトの感覚過敏がある。味覚的には、味付けのりとか、何らかの味覚がわざと足されているモノ。

どれも小さい頃は食べていた(親に無理矢理食べさせられていた)のだが、喘息が出たのが大人になってからで、ダメになった(勉強して自覚した)。
小さい頃バナナ味は大丈夫だけど、そのままは、いらないと食べていなかったのは感覚過敏なんだなと。

バナナの噛んだ時の、うにゅ~~とするのがダメで、柔らかいグミとかも苦手である。
トマトも苦手なのは種の部分のぐにゃぐにゃっとするところ。トマトジュース(塩分無添加)ならばごくごく飲める。
焼きのりは大好きだけど、味付けのりは吐きそうになり、のどに入れたくない。


これはどうしようもないので、自分なりに、噛まず味わわずに飲み込むという方法をとって乗り越えようとして来たが、身体の反応は正直で具合が悪くなっていた。

今はプチトマトならば食べられる。普通のトマトとバナナは食べない。焼いたトマトのピザやバナナの感触の無いケーキなどは食べられるが、どちらも、味が濃い?と感触が口のなかに再現されてしまい、吐く前に急いで飲み込み、2口目からは食べない。(夫が大丈夫な人なので代わりに食べていただく)

好き嫌いをしないのが一番いいのだが、この感覚過敏や味覚過敏が治ったり改善されることがないのであれば、避けて通りたい。


好き嫌いのない人(特にお母さん)には理解されないかもしれない。
けど、好き嫌い無く食べろと強要されることで、食事に嫌悪感を持つ方が良くないのではなかろうかと、私は思うのだがどうだろう。

一時期、摂食拒否になりかけた私が思うのは、家族で楽しく食卓を囲んで、食事に嫌悪感無く食べるのが一番いいということ。

好き嫌いの無い夫と結婚し、好き嫌い(?)だらけの私は、食べたくないものは全て夫のお皿に移動していた。
息子が産まれ、好き嫌い無く育てる為に、とにかく楽しい食卓を目指した。

しかし、椎茸(キノコ類)に過剰に反応する息子。アレルギーではない。一歳頃には丸ごと食べていたのだが、三歳頃から吐きだすようになる。
細かく刻んでハンバーグにしてみると食べたが、更に成長すると味覚も精度を増したのか「椎茸入ってる?」と聞いてきた。入ってないとごまかそうとしたが、正直に入っていると言った。
それ以来、椎茸センサーが鋭く一口で見破るようになり、息子の皿には乗らなくなった。

更に成長した息子が言う「入ってる?と聞いたとき、嘘をつくのは親との信頼関係を崩すよね」
今はお酒を飲める歳なので「酔うとセンサーが誤差を生む。ちょっとならわからない」とも。

息子の椎茸センサーは出汁でもわかるほどなので、うちの出汁は鰹出汁オンリーである。

息子には子どもの頃から、旬の苦いもの(春:菜の花 夏:ゴーヤ 秋:秋刀魚 冬:ゴボウ)を必ず一口食べて貰っていた。
健康の一口と言って。子どもは苦いものは苦手なのだが「これが美味しく食べられたら、大人だよ」と。
苦いもの=デトックスの観点からすると、息子が言っていた「身体が老化してきたから、食べられるようになったかも(デトックスが必要な身体?)」は、当たっているのかもしれない。



またまた長くなりました。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

質問などありましたら、非公開でもコメントにしていただけたら、書いていくモチベーションにもなりますので、お願いいたします。