最近<育てにくい子ども>って言われている子どもがいます。
でも、実はそれは<大人にとって育てにくい>のであって、その子に合った育て方で育てれば、とてもスクスクと育つのです。
例えば、どこでも咲くようなタンポポのような子どもと、青い薔薇のような手入れの必要な花のような子どもが、同じ育て方でしょうか?
タンポポならば、手入れを必要せずに勝手に育つでしょう。
青い薔薇ならば、手入れをしなければ、赤くなったりピンクだったり黄色やオレンジになったり、もしかすると枯れてしまったりして、決して青くはならないでしょう。
そう考えると、その子に合った育て方があるのですが、親や(特に先生と呼ばれる)大人は、自分の知っている(自分がされた)育て方をしたがります。
勉強をしている親や大人は、たくさんの育て方を知識として知っているので、あれこれ試してその子に合った育て方を模索できます。
しかし、勉強をしていない…または疑問に思わない親や大人(特に先生と呼ばれる大人)は、自分の育て方を押し進めます。
すると、色が変わったり枯れてしまったりするわけです。
青い薔薇に育つと思うのに、青くならなかったら?
自分の育て方が悪いと気づくのに、それが子どもだったら子どものせいにするのです。
まあ、そんな人なら「これは青い薔薇の苗じゃなかったんだ」と苗のせいにするかもしれません。
あなたは、《我が子の育て方》を《誰か知らない子の育て方》で育てていませんか?
子どもは大人の対応で育ち方が変わりますよ。