親は愛という幸せエネルギーを子どもに注ぎます。
しかし、その幸せエネルギーの注ぎ方が子どもと合わなければ、子どもは幸せエネルギー不足を起こします。
幸せエネルギー不足の子どもは、親から幸せエネルギーを貰えないと誰彼構わず幸せエネルギーを奪い始めます。
エネルギーはなくとも、子どもにはものすごいパワーを持っています。
そのパワーで幸せエネルギーを奪うのです。
幸せエネルギーと、普通に言うエネルギーは、違います。
食事をすればそれがエネルギーになって動ける…というエネルギーではないのです。
幸せエネルギーは、生きるチカラです。
よく、小さい子どもといるとエネルギーを貰えるわと言う人がいます。
それはその子が幸せエネルギーをたっぷり持っているから、幸せエネルギーの交換ができるのです。
子どもといると疲れるわという人もいます。
それはその子が幸せエネルギー不足だから奪うパワーで幸せエネルギーを奪われるからです。
幸せエネルギーは奪われるととてもしんどいので、イライラすることもありますが、一呼吸置いて(深呼吸して)奪われるのではなく、分け与えているのだと思い直しましょう。
幸せエネルギーは奪っても奪っても奪っても、満タンに注がれることがないのです。
注がれてこその幸せエネルギーなのです。
分け与えられるのであっても、少しは注がれるのですが、しんどいときに、幸せエネルギーを注ぐことは難しいでしょう。
この子は、幸せエネルギー不足なんだ、こうして奪いに来たんだ、分け与えよう。
そう考えましょう。
それだけでも、少しだけ幸せエネルギーが注がれます。
我が子が、どこかで幸せエネルギーを奪うような、騒いだり反抗したりする行動を起こしたら、とにかくうちで、暖かくした部屋で、温かい料理を一緒に食べて、たっぷり話を聞いて、たくさん笑い合いましょう。
なんならハグしてもいいでしょう。
我が子の周りにいる子どもが幸せエネルギー不足で、我が子が迷惑を被っている時に、迷惑だ!と冷たくすればするほど、パワーを使って幸せエネルギーを奪いに来ます。
幸せそうな人に向かってきて奪いに来るのです。
分け与えましょう。
少しで良いのです。
もちろん、丁寧にお断りしてもよいのです。
するのなら、むげに拒否するのでなく、丁寧にキッパリお断りしましょう。
少しだけ分け与えるか、丁寧にキッパリお断り(これも丁寧にすることで、分け与える気持ちです)どちらでも選ぶのはあなたです。
真摯に対応するだけで良いのです。
ただ、それが我が子なら、真剣に幸せエネルギーを注ぐように考えましょう。
我が子の注ぎ口を、しっかり見極めましょう。
親の独りよがりの幸せエネルギーとして、浴びせるのではありません。
キャッチボールをするように、相手に受け取りやすいように、幸せエネルギーを注ぐのです。
幸せエネルギーは、大人になれば、自分で自分に注ぐことができるようになります。
それにはまず自分を愛しましょう。そうするだけで、注がれます。
あなたはあなたのままで素晴らしいのだから。