ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

誰が決めるか、それが大事

ある親子が、近所の親子に誘われて川遊びに行くことになったそうです。

 

そこで、みんなで食べられるちょっとしたおやつを持っていけるようにしたのですが、急用が入って子どもだけ連れていってもらうことになり、おやつも相手家族と自分の子どもで食べてねと渡しました。

その時、子どもがいくつづつ、大人がいくつ食べてくださいと伝えたそうです。(なんとなく、全部でいくつあること・公平に食べてほしいことを伝えたかったらしいです)

 

すると相手方の末っ子が「なんで(食べる個数を勝手に)決めちゃうの!!」とキレたそうです。

 

こちらの親子は「いくつあるから、みんなで食べるにはいくつづつでしょう?」と、遊びがてら数学的な要素を取り入れていたので、いくつづつっていうのは普段からしているので、それをたまたま伝えたのです。

 

ですが、相手方はそういう会話がなされてもいなくて、更にいくつづつとは、決めずに好きなだけ(取り合って?)食べているようですね。

 

帰ってきた我が子に聞いたら、相手方の親御さんが「いくつづつだから」と取り分けてくれて、末っ子が「なんで?なんで?」と騒いだけれど、それは聞き入れてもらえず、分けられたモノを食べて、後は遊んだそうです。

 

 

 

さて、末っ子がどう育ったのかはわかりませんが、いつもの会話が違えば、こうなるんだなぁと思いながら聞いた話です。

 

そして、その末っ子は、いつも自分が自分の得になるように決めて、家族に正されるのが日常的だったと後日聞いたのですって。

 

 

 

子どもって、はじめは自分がヒーロー気取りだと思うのです。

自分だけが正しいと。

 

それが「なんか違う」と考えられるのは、社会性が付きはじめてから。

 

そんな時に、話し合いをしながら、皆で決めることを練習するといいですね。

 

誰が決めるかではなく、どう決めるかです。

 

トライしてみてくださいね。