子どもが少し大きくなった頃に、親は、躍起になって子どもに勉強するようにしつけたいと思うようになる時期が来たとします。
それが成功すると、親は様子を見るだけで、口出ししなくなります。
それに失敗した場合、言っても無駄と言わなくなるか、口が酸っぱくなるほど言い続けるかになるのではないでしょうか?
この差はなんでしょう?
実は、赤ちゃんから歩きだすころと、その後に親とどう過ごしたかを思い出すと、答えが見つかる気がします。
赤ちゃんから歩きだすころ、子どもは親の真似ばかりしています。
歩きだしてからは親が、もう1人前の(語弊が有りますが)人間として感じ、無意識にもいろいろ教えたくなります。
この時、いちいち「これはこうしてこうやるの」とか教えるのか、真似をさせるのかで、少しずつ子どもの学びに差が出始めます。
学ぶ=真似ぶ と、聞いたこと有りますか?
ただひたすら真似をするから、吸収していく事が、言語で説明されて頭で吸収してからできるようになるのかの分かれ目だと思います。
以前、取説読んでからか、やってみてから読むのか、で書いたのですが、体験派はとにかくやってみるのですが、頭脳派は読んでからです。
赤ちゃんは、見て真似をする天才です。(視覚から学んでいる)
そこから、そのまま視覚から学ぶ、の子どもは、見て真似をしていくので、教えなくとも学ぶ事が多いです。
たまに失敗しても何度もチャレンジするか、取説読むかは、この後に決まっていきます。
その逆で、見ているけどやらない子や、親から事細かに言われてからじゃないとやらなくなった場合は、頭で理解していないとやりたくなかったり、できないと思いこんでいる子かもしれません。
その場合、根気よく見せて真似させることも大事ですが、理解できるように説明するのも大切なのです。
視覚優位ではなく、聴覚優位の場合です。
見るよりも聞いて理解するタイプです。
子どもがどちらか、またはどちらものタイプかを見極めて、その才能を伸ばしましょう。
ついでに、自分はどうなのかも考えてみましょう。
親子でタイプが似ているか、正反対か、わかるだけで接し方が理解できるようになりますからね。
子どもと向き合う時、パートナーとも、自分とも向き合っておくと、後々楽になるかも知れないので。
子育て自分育てをエンジョイしましょう。