何でもかんでも人のせいにする子ども(人)いますよね。
何故でしょう?
実は本当に些細な親の愛ゆえの言葉だと、私は思っています。
赤ちゃんの頃から、何かあるたび、「ごめんごめん!私が悪かったわぁ~」とか言ってしまう親、いませんか?
例えば、食事時に机の端のコップに子どもが気づかず、倒してこぼしたとき「そんなとこに置いたから、悪かったね。ごめんごめん!」なんてことあるよね。(ない?)
それを繰り返していると、気づかずごめんごめんと言いながら、そのトラブルを乗りきってしまう癖が親子でついてしまうのです。
すると子どもが[いつも親が悪い]という刷り込みができるわけです。
少し大きくなって、何かあると親のせいにするようになるのは当然ですね。
その時に「ごめんごめん!」とやっていたら、大人になっても人のせいにする癖が治りません。(てか、本当に人のせいにしか思えなくなるのです)
では、今、親のせいにする場合、どうすれば良いでしょうか?
まずは「ごめんごめん!」と謝るのをやめます。
そして、例えば、さっきのコップの場合、「あー、こぼれちゃったね。端に置いてあるの気づかなかった?(←責めるのではなく)次は置くときに声かけるけど、周りを見るようにしてくれると助かるなぁ」など声をかけましょう。
その時に「ママ(パパ)がこんなとこに置くからだよ!」と責めてきた場合、とっさに「ごめんごめん!」と言わないように。
そして「うーんそうかなぁ?ママ(パパ)だけが悪いと思う?悲しいなぁ」などと責められると悲しいことを告げましょう。
それプラス、何でも誰が悪い!と決めつけるのをやめましょう。
何かあるととっさに「ごめんごめん」と言う反面、子どもがなんかやらかしたとき、「なんでこんなことしたの!!」と責めて怒ると、怒られるのは嫌だ、いつもは親が謝ってくれるのに!なんでこれは自分のせいなんだ!と、考えてしまうこともあるのです。
何かやらかしたとき、「何がしたかったのか」冷静に聞きましょう。
例えば、友達を叩いたと学校(園)から連絡があったとき、「なんで叩いたの?ダメでしょ!!」と言うより「何がしたかったの?どうしたかったの?」とまずは聞いてみるのです。
友達が悪いからと言われたら、まずは「そう思ったのね」と受け止めて、それから、キミは何をしようとして、どうしたかったのに、友達がどうしたから、叩いたのかを、順番に紐解くように聞くのです。
誰が悪いとか、良いとかではなくて、どうしたかったのか、それをどうされたからそうなったのか。
悪いとか良いは、感情でどちらにもなるので、まずは事実を確かめ合うのです。
先ほどのコップは、端に置いたから気づかずぶつかって倒れた(こぼれた)が事実です。
ぶつかったから悪いとか、端に置いたから悪いのではなく、端に置いたからぶつかったのです。
次は端に置かない、周りに注意するで解決です。
友達どのトラブルも、まずは事実を明らかにして、どうすれば良いのか解決策を考えます。
すると、誰が悪いの擦り付けあいではなく、ただの解決策を考えるようになっていくと思うのです。
親は、子どもが何かやらかしたとき、殴って罰を与えて解らすという方法を取る時が有りますが、それが子どもにとって理不尽な場合、殴られた理不尽さに、親よりちからを持ったときに爆発すると思うのです。
理不尽に殴ればちからでねじ伏せる事ができると学ぶからです。
おまえが悪い、私は悪くない、私が正義だ!
これで最悪な場合、戦争が起きるのです。
人のせいにする癖が抜けるように、親が気をつけましょう。