絵本は子どもが欲しているモノと、絵本が読まれたがっている時とのタイミングがあったときに、子どもの心の栄養になります。
しかし、親の与えたいモノが子どもの欲しているモノと合致していればの話です。
だいたい、親が与えたいモノは、知恵がつくとかマナーの為とか、学びにとか発達の為とか………。
子どもの欲しているのはそんなモノではないのです。
絵本のたくさんある図書館に行って、まずは子どもに選んでもらいましょう。
どんどん出して来て、ひとつも読まないこともあります。
読もうと思っても、どんどんページをめくってしまうかもしれません。
それが最初の栄養です。
何度も通って、あれ?またこの本を持ってる。
そんなことに気づいたら、様子を伺ってみましょう。
似たような形状?色?もしかしたら作者?たまたま?
観察しましょう。
大きくなってきたら、自由に選ばせましょう。
お気に入りがあったら、購入しましょう。(できるなら成人式で「この本好きだったよね」何て言いながら、成人おめでとう!と乾杯できたら素敵!)
園に行ったら、たくさん出会う絵本があります。
学校に行ったら、絵本から遠退く時期も来るでしょう。
でも、絵本のチカラは、大人になるに連れて変化していきます。
おじいちゃんおばあちゃんになっても、読み返すと新たな読み方ができたりするのです。
もう絵本は卒業!何て言うのは浅はかです。
親の方が絵本のチカラを甘く見すぎていると、変な絵本ばかり与えようとして、子どもが本嫌いになってしまうものです。
今、中学生や高校生だったとしても、この絵本どう読み取る?何て親子で考察してみる価値が絵本にはあります。
決着はつけなくて良いのです。
僕はこう思う。
私はこう思う。
で、良いのです。
ぜひ、親が自分の心の栄養になる絵本を1冊選んで《MyBook》としてすぐに手に取れるところに置きましょう。
1冊と言わずに本棚いっぱいでも良いのですよ。