あるおばあちゃんと話していたら、孫の話をし始めた。
3世代同居らしく、孫(すでに成人)は、ほぼ自分が育てたと言う。おばあちゃんっ子だと、嬉しそうだが、内容が………。
全てにおいて「おばあちゃん、これが食べたい(食事の用意して)」「おばあちゃん、買い物してきてあげる(お釣りは小遣いね!)」「おばあちゃん、着物の着付けして(自分では着れない)」………。
えっ?そろそろ自立しなくちゃ(ちょっと遅い?)じゃないの?と思ったら、嫁ではなく娘夫婦と孫同居。
娘ならば、なおさらもっとしつけなきゃいけないのでは?と思うが、娘自体がわがまま放題。
だから、孫を育てたらしいのですよ。
孫には、最近の傾向として結婚しない(できない)かもしれないから、貯金しなさいと言ってはいるけど、全くしてない…と言うか、そんなに給料が無いので(趣味につぎ込んでいるから)「おばあちゃん外食するからお金ちょうだい」って言うからあげてるのよ~と。
全部あなた(おばあちゃん)が育てたようにしか育っていないのですが………
子どもも孫も育てたおばあちゃん。
おばあちゃんは、すべてのお世話をすることが自分の仕事と思って、すべてやっていた。
多分それは、私(おばあちゃん)がいないとダメね~この子たちは…と言う自己満足だったのだろう。それで自己肯定感をあげていたのだろう。
それを取り上げるようにしたり、子どもも孫も自立してしまうと、昔言われていた《空の巣症候群》(やることが無くなって困ってしまう)になってしまうのだろう。
親は子どもと共に自立していこう。
そのために、子どもと共に未来を見据えて育とう。
親も育とう。そして自立していこう。
そういうふうに、育てればそうなるし、そうしなければ、しないなりに育つ。
あなたが育てたようにしか育たないのだから。