ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

一見無駄に思えても…

子どもって、無駄な動きをよくします。

小さい頃には、ティッシュペーパーを全部出してしまったり、今畳んだばかりの洗濯物をひっくり返したり。

園児や小学校へ行く頃は、道路の白線だけを歩いたり、段差のあるところを平均台のようにふらふら歩いたり。

高学年~中学生~高校生の頃、反抗期が激しいと、親の言うことを聞かないし、わざと反対の事をすることも。



親とすると、そういうことの無駄を知っていると、何故そんなことを?と思うだろう。
けれど、体験していない子ども達が今、体験している最中なので、邪魔をすると、その後に結局体験したがるわけで、早く体験して無駄だと気づいてもらいたいものだと私は思う。


ちょっと解説してみると、ティッシュペーパーを全部出してしまうのには、指先の機能を使う練習と、どこまでやればどうなるのかの探求。
洗濯物をひっくり返すのも、積み木を崩すのと同じくらいにしか考えていない。積み木は良くて洗濯物はダメの区別がついていないだけ。

白線も段差も自分の身体のバランスをとる練習だし、登山家が「山があるから登る」ように、線や段差があるから落ちないように渡りたいという本能のようなもの。(個人差はあります)

反抗期は、親の否定があればそれの否定返しをしているだけであり、親が子どもをコントロールしようとすればするほど、反抗が大きい。
その場合、親より信頼できる誰かを頼ってしまう。(それが不良や暴走族であっても、自分の居場所を求めてしまい、そこに落ち着いてしまうと抜け出せなくなってしまうらしい)


無駄だと思っても邪魔をせず、体験してもらって、コントロールせずコントロールされず、子どもの身体能力の為だと、犯罪や事故になることなら全力で阻止はするけど、その他は全て見守るくらいの勢いで。


見守る事が一番難しいんだけどね。