ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

ご褒美は後か先か…そもそも必要か?

大人(親)はご褒美で釣ろうとすることがあります。

これをやったら◯◯していい。
満点取ったら◯◯買ってあげる。
これができたら◯◯………

子どもの時からご褒美で釣っていたら、ご褒美がないとやらなくなりますし、ご褒美がグレードアップしないとやる気がでなかったりすると思いませんか?


そもそもご褒美は先に渡すと、やらないから後で。
その根拠はどれでしょう?

もしかすると自分の経験ではありませんか?


ということは、ご褒美の効果を最初から考え直す必要ありませんか?


子どもはそもそも、ご褒美よりも親の笑顔が大好きです。

わぁ!できた!すごい!やったね!
( ≧∀≦)ノ

そんな喜びに溢れる親の顔を見て、心を弾ませていたのです。


いつしか大人(親)は、◯◯をやらせるためにおだてようという作戦をたてるのです。
それが高じてご褒美で釣るのです。


子どもはしぶしぶでも、親の笑顔が見れるために課題をこなして行きますが………ある時、ご褒美ないとやらない子のレッテルが貼られているのに気づきます。
子どもは愕然とします。笑顔のために頑張ってきたのに、勝手にご褒美をちらつかせてきて、笑顔を見せなくなったのは大人の方なのに!


さぁ、考えてみましょう。

ご褒美をちらつかせてきたのは誰?
ご褒美を要求させるようにしたのは誰?

すでにご褒美要求が激しくなってる場合は早急に対処しましょう。
その場合、ご褒美=愛情だと誤解させてしまったことを謝罪しましょう。

ついつい嬉しくなってモノで釣るようにしてしまって申し訳なかった。モノで釣らなくても、あなたはできる人だったのに、申し訳なかった。と。
できてもできなくてもあなたを愛しているのは変わらないと。

やって欲しい、できて欲しいは親のエゴであるのを思い知ろう。

やるもできるも、子どもの自由なのだ。


ただ、やっぱりやって欲しいできて欲しいなら、モノで釣らなくても、やったときできたときに、最高の笑顔と素直な気持ち(素晴らしい!素敵!ありがとう!などシチュエーションにあわせて)を子どもに伝えよう。
当たり前ではなく、常に素直に感謝したり、喜べば良いのです。



しかし、やって欲しいできて欲しい時に、テンションが上がらない子どももいます。
以前の失敗が足を引っ張っているときです。

そういうときこそ、小さなご褒美です。

◯◯食べてからやろうか?
一回◯◯してからにする?

子どもの大好きなおやつや、遊びを少しだけ(お子さんによっては満足いく量が違うので、お子さんの「少しだけ」の量で調節します←これは毎回調節ではなくできれば、じゃこれからこれだけね!と約束してみましょう)。

やる気の助走の手助けです。

できれば量でもめずに、いきたいものです。
その時のこちらの気持ちが、これだけやったのだから、できて当たり前!と眉間にシワが浮き彫りになるのが逆効果なのです。

なんなら、充分どうぞ!としておいて、成功しても失敗しても、次回から、この前よりちょっと減らしても(減らしたら)できるかもよ?と減らしていく方向に導くとかね。
でも、親の笑顔が溢れている状態でいるのは必須です。



大きくなって、◯◯できたら◯◯買って!と要求してくるようになるより、誕生日には◯◯欲しい!と要求する方が健全だと私は思いますがいかがですか?