ほほえみのもと

子育てから自分育て、笑顔の手前のほほえみのもとになれたらいいな

ズルをしても勝ちたい子ども

小さい頃から全てを優先にしてもらっていると、それが当たり前だと思っています。

次に、兄姉や親が何かしらゲームした時いつも勝って、負けた子に何も言葉をかけないか、バカにする態度を取った場合、経験のない末っ子は常に負ける状態です。


極端ではありますが、この2つはその後、何をしても勝ちたい、または一番が当たり前(全てを譲ってくれる)と思う子どもに育つ可能性があります。
この2つでなくても、なる可能性はあるし、2つであってもそうならない可能性は、あります。



何かのきっかけで、ズルをしても勝ちたいと思う子どもが我が子になった時、親はどうするでしょう?

勝ちたいと思う気持ちを優先的にすれば、オリンピックに出るほどの記録を出すことにもなるかもしれません。

ズルをしても勝ちたいを優先にする親はいるでしょうか?
もしいたら、私の経験上知り得たコトですが、そういう子どもは後にあまりよろしくない方向にいくことが多いです。


ただ、ズルをしても勝ちたい子ども(小学生になる直前の子)と2人でボードゲームをした時に、ズルしているのに気付いたけど(チラチラ私の方を見ている)私は私で真剣にゲームを進め、その子が勝ったときに「ズルしなくても勝てたんじゃない?」と言ったら、とても驚きつつそうかもと言ってましたね。
家族とはズルが発覚した途端に、家族全員が「ズルしちゃダメ!」と阻止をしながらで、ズルしててもしてなくても、勝敗が良くわからない状態になって、最後までできてなくておしまいになったり、みんながズルみたいになったり、ごちゃごちゃとしてて、その子が勝ってもズルしたから!と責めるだけで、楽しくないゲームでした。

ズルは、良くないことですが、何故ズルしてまでも勝ちたいのかの心を理解できたら、ズルはしなくなると思うのですが。


そして、いつも勝てない経験しかしてこない場合、ズルをしても勝ちたいと思わず、何をしても勝てない経験しか積めないとどのように心は育つでしょうか?


「なにくそっ!ってがんばるようになりなさい!」でしょうか?

そう育てたいからと思う親の元でそう育つとは限りません。

確かに親が「なにくそっ!」とがんばる姿を見せていれば、そう育つかもしれません。が、子どもだけに課していたり、その姿を見ていても、そう育たないかもしれないことを知って欲しいです。


育って欲しいように育つのではないのです。


子どもに寄り添い、理解し、より良い方向に育てましょう。