子どもが困った時に、サッサと助け船を出す親か、助けてと言われてから助け船を出すか、助け船を出さずに自分で解決できるように仕向けるか、助けてと言われても無視するか……。
自分で決めてはいないかもしれません。
子どもを大事に思って、幸せになって欲しいと思う親であれば、子ども自身が困った時に誰にでも「助けて!」と言えるように育てた方が、いろんな方向でうまく行けると私は思うのです。
まず第一に、困った時に親に助けて!と言える状態があれば、きっと誰にでも言えると思うのです。
学校などで困った時に、親に先生に友達に「助けて!」と発信できたら、本当に助かる命があるのです。
先生に言っても友達に言っても、ダメだったという経験から、親に言ったら心配かけてしまうからと黙ってしまう子どももいます。
親に相談したら大騒ぎになって、しんどくなったということもあります。
親は、子どものSOSを必ずキャッチできるようにして欲しい。
子どもが夢破れてしまってから、慌てることなく。
だから、子どもに「いつでも助けてと言ってね。どう助けられたいか教えてくれたら、尚良いよ」と伝えておくと良いでしょう。
そして、親は相談されたら勝手に突っ走るのではなく、子どもにどう動けば良いか聞いてから動きましょう。
ある子どもは、親に相談すると先生に筒抜けで、学校に行くと更に酷いことになったので、学校でも家庭でも孤立してしまったそうです。
ある子どもは、親に「聞いてくれるだけで良い」と言って相談して、なんとか自分で乗り越えたそうです。
ある子どもは、誰にも言えずに心に深い傷をおってしまったそうです。
親は良かれと思って行動するのですが、子どもの未来が大きく変わってしまうこともあるので、子どもと相談しつつ、子どもを助けられたら良いと思うのです。
でも、とにかく、子どもが「助けて!」と言える環境を整えて欲しいと思っています。