人には感覚と言うものがあります。
触覚、聴覚、視覚、味覚、嗅覚。
それには人それぞれに過敏だったり、平気だったり、鈍麻だったり(敏感とは反対で感じていないくらいのこと)。
例えば、
とても辛いものが、好きと平気と苦手な人がいるように。
甘いものが、好きと平気と苦手な人がいるように。
ジェットコースターが、好きと平気と苦手な人がいるように。
お化け屋敷が、好きと平気と苦手な人がいるように。
痛みに、とても強かったり、弱かったり。
車酔いをしやすかったり、平気だったり。
言われてすぐに理解できたり、何度も聞かないと理解できなかったり。
ひと目見れば理解できたり、何度も見ても理解できなかったり。
これは、本当に人それぞれなのです。
たまに親子共に同じように感じることもあるけれど、全く逆だったりします。
さて、過敏だと困ることに、
触覚なら、チクチクするからなどで服が着られないとか、ベタベタするからなどで触れないとか、ヌルヌルするからなどで食べられないとか。
聴覚なら、音が人より大きく聞こえたり、皮膚に刺さるように感じたり、頭痛に感じたり。
視覚なら、明るさが人より眩しく感じたり、一定のものがフワフワやぐるぐるまたはチクチクするように見えたり。
味覚なら、何故かすべてのものが砂のようにしか味わえないとか、苦さを人より察知しやすいとか、ある一定のものがどうしても口に合わないとか。
嗅覚なら、誰もわからないにおいがわかってしまい臭くてたまらないとか、どれも腐ったにおいにしか感じられないとか。
鈍麻だと、逆にどれも良くわかっていないなど。
一番困るのは痛さがわからない時に、怪我をしても平気でいる時です。
親とすると、自分と同じだととても育てやすいのですが、自分と極端に逆だったり、極端でなくても、違う時に、「なんでこんなことで!」と怒りが起きる時、とても困ると思います。
なので、そんなに違う時も違う人も違う感覚もあるのだなと、知っていて欲しいです。
そして、それを子どもとシェアしておくと、子どもが友達とも違いをわかりあえていくと思うのです。
人それぞれ、それを許容していきましょう。